コンテンツマーケティング
2019.04.25 (木)
コンバージョンを増やすためにLPOが効果的な理由とは
ランディングページを作成したが、コンバージョン率が一向に上がらないという時はLPOをするべき。
せっかくサイトを見てもらえたとしても、コンバージョンに繋がらなければ無益になります。
LPOはユーザーがより快適に閲覧できるように、そしてコンバージョン率を向上させるためのWEBマーケティング手法です。
そこで、本記事ではLPOの重要性や改善ポイントなど詳しく解説していきます。
LPOに取り組んでいる方も、今一度正しい作業ができているか確認のためにもチェックしてみてください。
▼目次
ランディングページとLPOの関係
ランディングページは商品やサービスの詳細から、購入や申し込みのような最終的なアクションにまで直接繋げられます。最近ではスマートフォンを使って簡単にお買い物できることから、ランディングページを取り入れる企業が増えています。ランディングページと一口に言っても、様々な種類がありますが、1ページで作成されてデザインに制限がないことが大きな特徴となります。自由な分、ユーザーの心を掴むようなランディングページを作成できなければ、離脱の原因になることもあります。
そこで、ランディングページを運用するにあたって大切な作業がLPOになります。
では、LPOについて詳しく解説していきます。
LPOとは
LPOは「ランディングページ最適化」を表します。運用しているランディングページのデータ分析を行い、ユーザーがより効率的に利用できるように改善していきます。実際に運用しているランディングを自分自身で使用してみることで、改善点がはっきり分かります。作成して終わりではなく、常に修正やデータ分析をしてコンバージョン率に繋げていきます。
コンバージョン率が伸びない、お問い合わせ数が少ない、リピーターが増えない場合は最適化をすることをおすすめします。
LPOが重要な理由
LPOをすることで、なぜコンバージョンに繋がるのか説明していきます。
1ページで商品等の購入まで繋げるランディングページは、サイトに訪れたユーザーが離脱する直帰率が高め。その理由は、インパクトがない、申し込み欄までなかなかたどり着かない、サイトが重いなどの理由が挙げられます。
これらはどれも最適化ができない状態。ユーザーが少しでも違和感を感じれば、離脱の原因となってしまいます。
そのため、最適化をして、より快適に閲覧してもらえる状態を作ることで、コンバージョン率も上がります。
ランディングページの構成
LPOの方法について解説する前に、まずはランディングページの構成を把握することが重要。
そこで、構成を大きく4つに分けてご紹介していきます。
キャッチコピー~共感
ランディングページの流入方法は、リスティング広告や自然検索など様々。「この商品気になる」「もっと詳しく知りたい」というユーザーがクリックすることで流入してきます。
そのため、ランディングページの上層部にあたるキャッチコピーや共感部は、ユーザーの心を掴む大事なブロック。
商品の画像や興味を惹くキャッチコピーなどを記載します。また、「○○でお悩みの方」のような商品やサービスに合った、ユーザーが抱えていそうな悩みを提示することで共感してもらえるように仕向けます。
ベネフィット
商品の購入やサービスを利用することによって、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのかを記載。これを、ベネフィットといいます。例えば、購入に繋げるためにも、商品を購入すれば今よりも良い状態になるということがはっきり分かる説明をしましょう。また、競合他社との違いを明確にしなければ、価格で判断されてしまうかもしれません。そのため、競合他社との差別化も忘れずにしましょう。
お客様の声
お客様の声は購入の参考として、どのような効果があるのかイメージしやすくなります。また、使用実績や実証データ、雑誌掲載などのメディア紹介などもあれば、人気ぶりをアピールできます。お客様の声や実績などは、安心して購入できると確信を持てる部分になるので、ある方がおすすめ。
アクション
商品のことを理解して、購入したいと思ったユーザーは申し込み作業に移ります。
一般的には「購入」のようなCVボタンの設置や、申し込みフォームの設置を行います。
その他に、電話番号やメールアドレスの記載などするケースもあります。
LPOの方法
では、LPOの必要性とランディングページの構成を理解した上で、次にLPOの方法をお伝えしていきます。
LPOのなかでも、特に改善しておいた方が良いという部分を2点解説します。
ファーストビューの問題点
ランディングページにおいて、ファーストビューは最も重要な部分になります。構成でいえば、キャッチコピーやイメージ画像、共感部にあたります。
「リスティング広告文を見て気になった」「こんな商品欲しいと思っていた」と関心を持ってくれたユーザーがクリックして飛んでくるランディングページ。
広告文とランディングページのキャッチコピーが一致していなければ、ユーザーは「思っていたのと違う」と離脱してしまいます。
その他に、クリックしてからサイトが開くまでに時間がかかる、何の商品か分からないなども離脱の原因になります。
このように、ファーストビューはランディングページを最後まで見てもらえるかの決め手となるため、常に改善が必要とされます。
ファーストビューのLPO
まずは、リスティング広告やSNSに記載されている文章やキャッチコピーと、ランディングページ上層部に書かれていることが一致しているか確認してください。広告文に魅力を感じてクリックしたのに、ランディングページに書かれている内容と違えば離脱の原因になります。
次に、何の商品か、またターゲットがはっきり分かるように画像の貼り付けをおすすめします。商品画像のほかに、美白に良いサプリなら30代くらいの女性画像を貼り付けることで、ターゲットが明確になり、ユーザーにも関心を持ってもらいやすいです。
最後に、サイトが重い時は画像が原因の可能性があるため、圧縮を行うことで、スムーズにサイトに流入できるようになります。
CVボタンや申し込みフォームの問題点
1ページで商品詳細から購入にまで繋げるランディングページは、長くなりがち。購入しようと思えば、下までスクロールしなければいけません。また、購入ボタンの位置が分からない、申し込みフォームの入力が面倒となれば、離脱する原因となります。
CVボタンのLPO
まずは、「購入ボタン」「申し込みフォーム」の場所が分かるように、色を付ける、文字を大きくするなど装飾することで強調できます。また、1番下にだけCVボタンを設置するのでなはく、間にも設置することでコンバージョン率が向上する可能性があります。
例えば、上層部を見て、購入したいと思ったユーザーがいた場合、下までスクロールしている間に離脱してしまうことがあります。そうならないためにも、キャッチコピーや共感部の後に、1度CVボタンを挟んでおくことで離脱を防げます。
申し込みフォーム等に関しては、できるだけ必要な物だけを記載してもらうようにしましょう。会社名の記載やアンケートなど、「これって必要?」と思ってしまうような欄は離脱の原因になります。名前、住所、電話番号のように本当に必要な情報だけを書いてもらいましょう。また、書き方が分からないフォームも離脱の原因になるため、名前欄の上に(例)を載せるなど、ユーザーがスムーズに記載できるように工夫しておきましょう。
LPOは効果測定が大事!
ランディングページは常に改善を行い、より快適に閲覧できるように工夫していく必要があります。何もデータがない状態では、どこを改善すればいいのか分からないと思います。そこで、効果測定をしていきます。
LPOをする前と後で、CV数や直帰率を計測しておくこと。そして、最も良い指標が出た改善を取り入れていくようにしましょう。この方法をABテストと呼びます。LPOをして終わりではなく、レイアウトやデザインを変えた複数のランディングページを用意します。そして、コンバージョン率が最も高く計測されたランディングページを取り入れていきます。こうすることで、何がダメで、どうすればユーザー受けが良いのか明確に分かります。
LPOは何度も繰り返してこそ価値がある
コンバージョン率が伸びない原因の1つとして、ランディングページの離脱が考えられます。ユーザーが興味を惹くようなレイアウトや文章が取り入れられているか、ABテストを使って確認しましょう。また、スムーズに閲覧できるのか、ユーザーの視点に立って自分自身で利用していくことも大切です。
ランディングページを作成して終わりではなく、何度も改善していくことでより効果的になります。コンバージョン率が上がることは、費用対効果の向上にも繋がります。今一度、LPOができているのか、確認していくことをおすすめします。
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