SEO
2022.01.31 (月)
サイテーションとは何か|SEO対策に貢献するその効果と獲得方法
SEO対策のご担当者様でサイテーションとは意味とは何か、SEOとどのように関わっているのかを気にされる方も多いでしょう。
本記事ではそういった方に向けて、サイテーションとは何かを解説いたします。
また、具体的に効果や獲得方法についても詳しくご説明します。
サイテーションとは何か
サイテーションとは自社の情報が他サイトやSNSで紹介や言及されることです。
ここでいう自社の情報とは、3つの要素NAPという単語で分類されています。その3つの要素について解説します。
サイテーションの3つの要素(NAP)
NAPはブランド名(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)です。
この3つの要素が自社の情報として判断されています。
またこの3つの要素がSNSや他サイトで紹介や言及されることをサイテーションと呼びます。
被リンクとサイテーションの関係
被リンクとは、外部サイトに自社サイトのリンク情報であるURLが設置されることです。
サイテーションは被リンク無しでも、自社サイトについて言及されていればサイテーションとして成立します。
サイテーションにおけるSEO効果・MEO効果
現在、サイテーションとSEOの関連性についてはGoogleより正式に発表されているものはありません。
過去に、Googleマイビジネスヘルプの「Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する」というページ内に「ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み」というコンテンツがあり、そこに知名度という項目がありました。(ただし、2022年1月現在は知名度という項目は削除されており表示されておりません。)
その説明の中にはウェブ上の情報が知名度に影響するという表記があり、サイテーションがMEOに影響すると認識することができました。
その繋がりからオーガニック検索のSEOにもサイテーションが影響しているのではないかという推測が起こったという背景があります。
公式発表はありませんが、今後サイテーションはSEOにも影響してくるのではないかと考えることができます。
その背景としてGoogleがサイトの評価にE-A-Tを重視する方針をとっているためです。
E-A-Tを判断するための材料としてサイテーションは有効なはずです。
ですので、サイテーションを高めることでSEOに良い影響が出てくるのではないかと推測することが可能です。
また、SNSの利用者数も年々増加傾向にあるため、GoogleがSNSを評価指標として取り入れることも容易に想像することができます。
サイテーションを獲得する5つの対策
それでは、サイテーションを得るための対策についてみていきましょう。いくつか対策方法はありますが、今回は5つに絞ってご紹介します。
NAPの修正とブラッシュアップ
サイテーションを得るためには、お店の情報を正確に引用することがとても重要です。
そのためにはNAPの修正とブラッシュアップをおすすめします。
具体的には以下が挙げられます。
- 掲載情報に間違いがないか
- 各媒体で統一が取れているか
- 分かりにくい店舗名やWebサイトでないか
上記の点を見直すことを検討してみてはいかがでしょうか。
自社サイトやサービスの質を高める
より多くのサイテーションを得るためには自社サイトやサービスの質を高めることが必要不可欠でしょう。
そのためには評価の高いサイテーションを得るための施策を考えなければなりません。
具体例として、Webサイトであれば以下を高めることが挙げられます。
- 信憑性
- 独自性
- 権威性
また、店舗であれば店内環境の向上や接客といったサービスの充実させることでしょう。
広告を掲載
認知度を上げる方法として、バナー広告や雑誌といった媒体に広告を掲載することがあります。
認知度が上がれば、他サイトで紹介してもらえたりSNSで言及してもらえることが期待できます。
認知度を向上を目的とした広告を出稿する際には、eCPMが安い媒体を選ぶ、認知に繋がりやすい露出ができる媒体を選ぶとよいでしょう。
SNSでの発信と拡散の促進
手順として公式のSNSアカウントを作成し、自サイトに関連した投稿を行います。
投稿の質がよければ、他のユーザーによる拡散を促すことができます。
情報化が進んでいる昨今において、こうした引用や言及の得やすいSNSは欠かせません。
また、インフルエンサーを起用しサービスに関する宣伝をしてもらうことも有効でしょう。
一次情報の発信
SNSで発信する際は、一次情報を発信すると拡散されやすいです。
一次情報とは、投稿者自身が直接体験することで得た情報や、自身がアンケートなどの調査を行った情報のことです。
このようにオリジナルの情報の投稿は貴重性が高いため拡散されやすいです。
投稿する際は一次情報を発信することを心がけましょう。
キャンペーンの実施
SNSはユーザー参加型のキャンペーンとの相性が良いです。
ユーザー参加型のキャンペーンとは、投稿に対してリツイートやいいねをしてもらうことでプレゼントなどに応募してもらうことです。
ユーザーにとって魅力的なキャンペーンであれば拡散されることが期待できます。
獲得したサイテーションの自己チェック方法
サイテーションを獲得できても数値化できていなければ、今後の方針に生かすことができません。そこで、獲得したサイテーションを確認する方法について紹介します。
Google 検索で直接調べる
Googleで検索を行う際に「”サイト名” -site:自サイトのドメイン」で他サイトからの言及をチェックできます。
また、冒頭部分にはサイト名以外にも、どれほど言及されているか知りたいワードについて入力もできます。
Yahoo!リアルタイム検索でSNSの口コミを閲覧する
「Yahoo!リアルタイム検索」ではSNSを通した引用が確認できます。
ツイート数の推移や感情の推移といった情報をグラフで確認できることが特徴です。
Googleアラートで指定キーワードをチェックする
「Googleアラート」は、新しいWebサイトや記事が現れたときに通知が届くサービスです。
常に最新情報について確認したいキーワードを登録することで、情報収集を効率化できます。Googleアカウントを作成すれば、無料で利用できる点も魅力です。
イメージチェッカーでインターネットの炎上を防ぐ
「イメージチェッカー」はインターネット上の評判を知ることに加えて、炎上対策ができます。
料金プランによってサービスの有無や契約期間の変動はなく、登録できるキーワード数が違います。
また、業界最安値の価格と言われるほど、低い料金設定も魅力です。(2キーワードにつき月額9,800円~)
気を付けたい、サイテーションの落とし穴
これまでサイテーションのメリットと対策について触れてきましたが、サイテーションに拘り過ぎるとかえって良くないこともあります。
では、どのようなことに気を付ければよいのかをみていきましょう。
自らレビューを投稿する行為
自らレビューを投稿といった自作自演にあたる行為は、不自然なレビューの増加として捉えられてしまいます。
そのようなレビューが増加するとスパム認定され、検索順位の評価を下げてしまいます。
Webサイトや店舗のイメージも大きく下がってしまうため控えましょう。
否定的なサイテーションの出現
インターネット上での言及が肯定的なものばかりとは限りません。
厳しい意見や悪質なレビューも少なからずあります。
そうした否定的なレビューを消して回るのではなく、結果を受け止めて改善するようにしましょう。
そして、批判意見を踏まえた上で改善を行い、より良いサービスの提供に努めれば、ポジティブなレビューを増やすことができます。
また、いただいたレビューに返答するとさらに信頼構築が可能です。
サイテーションはひとつのSEO対策方法
サイテーションはあくまでSEO対策方法のひとつに過ぎません。
そのため、サイテーションの獲得のみにとらわれず、様々な方法と組み合わせたSEO対策をおすすめします。
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