リスティング広告
2020.03.25 (水)
リスティング広告大全。リスティング広告とは?に答えます
リスティング広告をご存じでしょうか?
リスティング広告とは何なのか、そのメリットやデメリット、費用の調べ方、リスティング広告の始め方など、本記事ではリスティング広告のことをまるっとご紹介します。
是非ご参考ください。
▼目次
リスティング広告とは
ユーザーが検索したキーワードに連動して表示される検索連動型広告のこと。
GoogleやYahoo!のバーに検索語句を入れてenterすると、語句に関連した記事がズラッと出るなかで、「広告」というタグとURLが入ったものが出てきます。これがリスティング広告です。
リスティング広告と自然検索(SEO)との違い
検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に表示される自然検索(SEO)に対して、検索結果表示画面において「広告」というタグがついて表示されるものが、リスティング広告です。
SEOで上位表示されるとクリック率は上がりますが、上位表示されるまで時間を要する場合もあり、すぐに集客につながらないこともあります。一方で、リスティング広告は広告というタグがつくため、検索結果画面で1位表示されたとしても必ずしもクリック率が高いとは限りません。
しかしユーザーニーズと合致した場合、ターゲットユーザーへ確実にアプローチでき、質の高い集客ができる手法でもあるのです。
リスティング広告の種類
一般的には、先に述べた検索連動型広告を指してリスティング広告と言われますが、サイトの上部や文章の間、下部などに表示されるディスプレイ広告もリスティング広告のひとつとされています。
そんなリスティング広告の出稿を考えた時に、真っ先に候補として上がるのがGoogleとYahoo! JAPANの2大媒体です。ここでは、それぞれの媒体における違いを簡単にご説明します。
GoogleはGoogle AdWords(グーグルアドワーズ)というサービスでリスティング広告プラットフォームを一括して管理。検索連動型広告を「検索ネットワーク広告」、コンテンツ連動型広告を「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」と呼び、いわゆるディスプレイ広告も含めて提供されます。
Yahoo! JAPANもひとつのプラットフォーム内で検索連動型広告とコンテンツ連動型広告を提供。広告プラットフォーム全体を「Yahoo! プロモーション広告」、そのなかで検索連動型広告を「スポンサードサーチ」、コンテンツ連動型広告を「Yahoo! ディスプレイアドネットワーク(YDN)」と呼んでいます。
リスティング広告の仕組み
ユーザーが情報を得ようとPCやスマホで検索をした場合、そのユーザーを広告主のwebサイトへ誘導することが可能な手法のひとつが、リスティング広告です。しかしSEOと違い、リスティング広告には費用がかかります。気になる費用は以下の2つの仕組みによって決定されるので、ご説明していきましょう。
ひとつは、クリック課金制というシステムです。リスティング広告においては検索結果に表示されただけでは費用は発生せず、ユーザーが関心を示して広告をクリックした場合にのみ費用が発生します。これが「クリック単価」や「CPC(Cost Per Click)」と呼ばれる課金形態です。
もうひとつは、入札によるオークション制です。広告主が「このキーワードで検索された時に広告を掲載したい。クリック単価については最高いくらまで支払います」という形で入札を行い、同様に入札した企業とのあいだでオークションが実施されます。これによって、何位に広告を表示するか、もしくは広告掲載そのものを諦めるかが決定されるのです。
リスティング広告のメリット
もちろん、リスティング広告にもメリット・デメリットがあります。
リスティング広告のメリットとしては
- 少額からスタートすることが可能。
- 確実に検索結果に表示されるので、ターゲットユーザーにダイレクトにアプローチすることが可能。
- 運用次第で自由にコントロールできるので、即効性とメンテナンス性が高い。
が挙げられます。
リスティング広告のデメリット
次に、リスティング広告のデメリットとしては
- 自然検索と違って、広告費やそれに関わる人件費などのコストがかかる。
- 広告運用するために専門知識が必要とされ、手間と時間がかかる。
- 広告のタグ付きなので単なるPR広告とみなされ、敬遠されやすい。
が挙げられます。
リスティング広告の費用の調べ方
リスティング広告はクリックされた数に伴って費用がかかるため、業界や商品、市場の状況によって変化します。そこで、リアルタイムのクリック単価や月額費用を調べる方法を以下にご紹介します。
1 PCでキーワードプランナーを開き、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック。
2 そこへ、キーワードを[ ]で囲んで入力。
3 結果画面に、平均クリック単価や月額費用が表示。
これはあくまでも目安ですが、手探りでやみくもに進めるよりも現状を予測しながら進めていく方がより効率的な運用が可能になります。
リスティング広告を始める方法
リスティング広告運用において大切なことは、広告料金やCPAの上限をあらかじめ決めておいて、効率の悪い配信が続くのを防ぐこと。そして、広告配信によって得たデータはユーザーの行動や情報がつまった貴重な資料なので、随時このデータの分析を行い改善に活かしていくことです。
それを踏まえた上で、まず自分でリスティング広告を始めるには、
1 掲載媒体を決めて、アカウントを開設する。
2 広告の目標、ターゲットユーザーの設定、キーワードの設定など必要な内容を登録。
3 広告を作成し、予算を設定し、支払い情報を入力。
といった一連の流れが必要となります。
こうして広告が掲載されたとしても、それをそのまま放っておいては効果は得られません。状況やユーザーの動向に応じて広告内容を更新したり、予算をコントロールするなど、きちんと運用していくことが重要です。
専門知識が難しく、時間・手間がかけられない、という方は、運用のプロである代理店経由でやるという選択もあります。コストはかかりますが、きちんと結果を出してくれて、安心して任せられるというメリットは大きいと思います。
さらにわかりやすく、詳しい説明がされている「リスティング広告 やり方」という記事があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
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