リスティング広告

2018.11.07 (水)

リスティング広告の2大勢力googleとyahoo!を比較&徹底解説!

リスティング広告の2大勢力googleとyahoo!を比較&徹底解説!

数多く存在するインターネット広告の中で、近年人気が出てきているのがリスティング広告。マーケターの方なら一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか?
リスティング広告を配信しようと考えた時に、まず思いつくのがGoogleとYahoo!の二大媒体です。

ここではリスティング広告におけるGoogleとYahoo!の違いを徹底的に比較し、規定やサービスなどの特色を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
それぞれのメリット・デメリットも合わせて、目的にあったWEB集客を目指しましょう。

そもそもリスティング広告って?

リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンで検索をかけた際に検索結果上部に出てくる「検索連動型広告」や、提携サイトの広告枠に掲載される「ディスプレイ広告」を指します。
検索連動型広告は、購買意欲のある見込層に直接アプローチをかけることが出来、ディスプレイ広告は今後購入してくれるかもしれない潜在層にリーチすることが出来るという特色を持っています。

リスティング広告の掲載は、1クリックごとに発生する広告枠をかけたオークションによって決まる仕組みとなっており、落札順に広告が掲載されるようになっています。クリック単価はキーワードによって異なり、比較的安価に広告掲載が出来る事がリスティング広告のメリットとされていますが、お金をかければそれだけ広告の掲載回数を増やせるということでもあります。

つまり、リスティング広告を掲載するということは、しっかりと時間をかけて地盤を固めていくSEO対策よりも、即効性がありアクセス解析やデータ収集に向いているといえるでしょう。

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提供されるサービス

アドネットワークで配信することが出来るリスティング広告ですが、数多く存在するアドネットワークの中でも特に人気なのがGoogle広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーション広告です。それぞれの特色は異なりますが、どちらも検索連動型広告ディスプレイ広告の配信を行う事が出来ます。

Google広告では広告連動型広告を「検索ネットワーク広告」と呼ぶのに対し、Yahoo!プロモーション広告ではスポンサードサーチと名称づけられています。
ディスプレイ広告の名称もそれぞれ異なり、Google広告では「Googleディスプレイネットワーク/GDN」なのに対し、Yahoo!プロモーション広告では「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク/YDN」という名称で呼ばれています。
各アドネットワークごとに名称は違いますが、大きなサービス内容は同じなのでご安心ください。

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Google広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーション広告の違い

Google広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーション広告の違い

Google広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーションと広告とでは、実はサービス内容に大きな違いはありません。その中でもそれぞれ特色や違いの出てくるポイントについて説明していきます。

広告の配信先

■GDN/Googleディスプレイネットワーク
・You Tube
・食べログ
・アメブロ

■YDN/Yahoo!ディスプレイアドネットワーク
・Yahoo!ニュース
・ヤフオク
・GYAO!

Googleディスプレイネットワークでは、Googleが提供するコンテンツや、提携サイト・アプリ等で広告が掲載されます。Googleディスプレイネットワークでは、法人・及び個人ブログにも広告を配信される為、200万にも及ぶWEBサイトやアプリへ広告を掲載することが可能なのです。
そのため、とにかく多くの潜在層へアプローチをかけたい場合は、Googleディスプレイネットワークがオススメと言えます。
広告掲載サイト一覧:https://support.google.com/google-ads/answer/1704373

一方のYahoo!ディスプレイアドネットワークでは、Yahoo!が提供しているヤフオクやYahoo!ニュースの他、信頼性の高い法人サイトやブログへ広告を配信することが出来ます。Googleでディスプレイネトワークと違い、個人ブログへの掲載はされないため広告掲載サイトの数はGoogleに及びませんが、信頼できるサイトへの掲載が見込めます。
そのため、ブランディングや配信先の信頼性を重視する場合は、Yahoo!ディスプレイネットワークがオススメです。
広告掲載サイト一覧:https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/publisher/#ydn

広告表示オプションはGoogleが優勢?

■Google広告の広告表示オプション

  • 電話番号オプション
  • コールアウト表示オプション
  • 住所表示オプション
  • アフィリエイト住所表示オプション
  • サイトリンク表示オプション
  • メッセージ表示オプション
  • 価格表示オプション
  • レビュー表示オプション
  • アプリリンク表示オプション
  • 構造化スニペット表示オプション

■Yahoo!プロモーション広告の広告表示オプション

  • 電話番号オプション
  • クイックリンクオプション
  • テキスト補足オプション
  • カテゴリ補足オプション

双方で設定できる広告表示オプションを見てみると、Google広告(旧:Google Adwords)の方が圧倒的に種類も多く、より細かな広告表示オプションを設定できるようになっています。
広告表示オプションを表示するには一定の条件を満たす必要がありますが、きちんと表示されればその分広告掲載面積も広まりますので、しっかりと設定しておきましょう。

広告管理画面の構成

広告を運用していく上で、見やすさや管理のしやすさが重要となってくる広告管理画面ですが、これにも大きな違いがみられます。

Google広告(旧:Google Adwords)では、検索連動型広告とディスプレイ広告とが1つにまとまっているため、同時に両方の管理を行うことが出来ます。
しかし、Yahoo!プロモーション広告では管理画面内で広告連動型広告とディスプレイ広告とでメニューが分かれているため、Google広告に比べると少々手間がかかってしまうかもしれません。

審査にかかる時間

Google広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーション広告、どちらの審査スピードにも大きな差はありませんが、一般的にGoogle広告のほうが少々早い傾向にあるようです。その為、同時に出向してもYahoo!プロモーション広告の方がやや遅れての配信になってしまう可能性もあります。

商品やサービスによって審査期間は異なりますので、どちらに出稿する場合も、余裕をもって行いましょう。

アクセス解析方法

Google広告(旧:Google Adwords)は、アクセス解析ツールとして展開されているGoogleアナリティクスとの連携を簡単に行う事が出来ます。
一方Yahoo!プロモーション広告もGoogleアナリティクスと連携してアクセス解析を行う事は可能です。しかし、広告のリンク先URLに計測用パラメーターを設定する必要があります。設定しないでおくと、Yahoo!プロモーション広告からの流入がすべてオーガニック検索と同じ扱いになってしまいますので、注意が必要です。

アクセス解析を行うのに際してGoogleアナリティクスを使用する場合、以上の手間を考えると同じGoogle内サービスであるGoogle広告を利用する方がオススメです。

ディスプレイ広告の特色

■Googleディスプレイネットワーク
・静止画に限らず、動画やgifアニメーションといった多種多様な形式で広告を出稿できる
・キーワード機能やトピック機能を用いて、商品・サービスに関心がありそうな層を狙って広告配信が出来る
・リターゲティング機能やインタレストカテゴリを用いて、過去にサイトを訪れた記録のあるユーザーに直接アプローチをかけることが出来る
・プレースメント機能を用いて、商品・サービスに関係のあるサイトに広告を掲載することが出来る

■Yahoo!ディスプレイアドネットワーク
・多様なターゲティング機能を用いて、特定の層に狙いを定めて広告を表示させることが出来る
・インフィード広告を用いて、Yahoo!JapanやYahoo!ニュースなどのトップページに広告掲載することが出来る

広告・入稿ガイドライン

■設定できる記号の種類
大きな違いとして、Google広告(旧:Google Adwords)では「かぎかっこ」が使用できますが、Yahoo!プロモーションでは使用することが出来ません。
反対に、Yahoo!プロモーション広告では「感嘆符(!)」を使用することが出来ますが、Google広告では使用することが出来ません。

それぞれ使用できる記号が違っている為、使用できない記号を広告文に使用していないかどうか、入稿前にきちんとチェックしておきましょう。
Google広告で使用できる記号一覧:https://support.google.com/adspolicy/answer/6021546?hl=ja
Yahoo!プロモーション広告で使用できる記号一覧:https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/guideline/articledetail?lan=ja&aid=1669

■文字数

  • Google広告:見出し 半角25文字、広告文 半角35文字×2
  • Yahoo!プロモーション広告:見出し 半角30文字、広告文 全角38文字×2

入稿できる文字数を見てみると、Yahoo!プロモーション広告の方がやや多い傾向にあります。

■入稿できる画像のサイズ
様々な形で広告を作成できるディスプレイ広告ですが、フォーマットサイズにもそれぞれ規定があります。各アドネットワークで出稿できるバナーサイズは以下の通りです。

Google広告
・120×600   ・160×600   ・200×200
・240×400  ・250×250   ・300×250
・300×600  ・320×50   ・320×100
・336×280   ・468×60  ・728×90
・970×90     ・970×250

Yahoo!プロモーション広告
160×600  ・300×250   ・320×50
320×100  ・468×60   ・728×90

太字になっているサイズは、双方で共通して出稿出来るバナーサイズです。
Yahoo!プロモーションで決められている6つのバナーサイズはすべてGoogle広告でも使用することが出来ますが、Google広告で決められているバナーサイズの中にはYahoo!プロモーションで使用出来ないバナーサイズもありますので、ご注意ください。

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より効果的な媒体はどっち?

より効果的な媒体はどっち?

Google広告(旧:Google Adwords)とYahoo!プロモーションの違いや性質をさまざま紹介してきましたが、結局のところ、どちらの方がより良いといえるのでしょうか?
もちろん、狙うターゲット層や商品によって変わってきますが、各検索エンジンから推定される利用者層からどちらがオススメかを考察してみましょう。

ユーザー数と使用デバイスの傾向

国内では、GoogleとYahoo!が検索エンジンのシェアの多くを占めています。そんななか、現在ではスマートフォンが幅広く普及し、パソコンよりも手軽なスマートフォンからの訪問者が増えてきました。

androidのブラウザアプリ、またiPhoneでもお馴染みのブラウザアプリ「safari」では、デフォルトでGoogleが検索エンジンに設定されている為、スマートフォンからの利用者の多くはGoogleの検索エンジンを利用していると言われています。

出典:http://www.netratings.co.jp/news_release/2017/12/Newsrelease20171219.html

2017年のスマートフォンからの利用者を見てみると、GoogleがYahoo!を上回っているという統計が出ています。スマートフォンからのWEBサイト訪問者が目立っているうちは、Googleの方が優位と言えるでしょう。

ユーザーの性質やターゲット層から見る

以前までは一般的に「一般層はYahoo!、ネットリテラシーの高い層はGoogleを使用する」と言われてきました。2000年頃は特に、Yahoo!が国内エンジンのシェアの多くを占めており、国内で検索エンジンと言えばYahoo!という認識だったと思います。

しかし2010年にYahoo!JapanがGoogleを検索エンジンに採用した事をきっかけに、Googleの国内シェアが広まっていきます。同時期にiPhoneが登場し、その利便性から瞬く間に普及していきました。
初代よりプリインストールされていたsafariのデフォルト検索エンジンであるGoogleも、iPhoneの普及と比例して一般層に定着していったものと考えられます。

そのため、一般層にもGoogleが広く利用されているということもあり、近年ではGoogleとYahoo!間ではネットリテラシー問題はほぼ差が無いと考えても良いかもしれません。つまり、鑑みるべきは各エンジンのユーザーの性質やターゲット層です。
パソコンよりもスマートフォンからの流入が目立つ中、スマートフォンユーザーにアプローチをかけるならば、Googleの方がより密接なマーケティングを行えるでしょう。

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市場を調査し、より有効なマーケティングを

GoogleとYahoo!のリスティング広告についてご紹介しました。
総合してみてみても、目立って差が出たのは広告表示オプションのみで、全体的に見て大きな差はないように感じます。


出典:http://gs.statcounter.com/
そんな中、2017年10月~2018年10月の検索エンジン国内シェアを調べてみると、Googleが74%、Yahoo!が22%と、ユーザー数でみればGoogleの圧勝と言えるでしょう。

インプレッション数やコンバージョン数は、もちろんそれぞれマーケターや広告品質によって異なりますが、共通して言えるのは質の良くない広告は掲載順位が下がり、掲載が難しくなってしまうということです。
GoogleとYahoo!とでは利用者層も異なり、同じ商材・広告文でもレスポンスは変動しますし、同じキーワードでの流入数もまた違ってきます。そのため、一概にどちらのリスティング広告の方が良いと結論づけることは出来ません。本当に自社商材にあっているのはどちらなのかをしっかり見極め、広告を出稿しましょう。

リスティング広告としての性能ではどちらも勝るとも劣りませんが、これからリスティングの運用を始めるという方には、管理画面が見やすく、管理しやすいGoogle広告(旧:Google Adwords)がオススメです。
2018年後期にグラフィカルユーザインタフェースが一新され、今まで多くのサイトで紹介されてきたスクリーンショットとは大きく異なりますので、その点はご注意ください。

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