リスティング広告
2020.08.07 (金)
リスティング広告の入札単価調整法おススメ6選まとめ
リスティング広告で入札単価は非常に重要ですよね。
「どう調整すればいいか分からない」「限られた予算の中でやりくりするのが難しい」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のために、基礎であるリスティング広告の入札の仕組みから調整方法まで、この記事ではご紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
▼目次
リスティング広告の上位表示のコツ
ユーザーが入力したキーワードと連携して表示されるリスティング広告は、上位に表示されることで多くの人の目にとまるようになります。
上位に表示されるには、広告主が設定した金額によって行われるオークションで、他の広告主の広告よりも高い金額を設定する必要があります。(品質スコアが同じ場合)
オークション形式のリスティング広告ですが、入札単価だけで広告の掲載順位は決まりません。
リスティング広告の品質スコアも掲載順位に影響します。
上位表示させるためには、入札単価をおさえつつも高品質な広告を保つことが重要です。
以下では入札調整方法について詳しくご説明いたします。
リスティング広告における入札の仕組み
オークション形式のリスティング広告では、管理画面上で入札を行う必要があります。
この広告枠に対して広告主が支払うクリック単価の上限価格が「入札価格」です。
この入札価格はキーワードごとに入札も可能ですし、広告グループ単位での設定も可能です。
広告グループで設定された価格が広告グループ内のすべてのキーワードに入札価格として自動的に反映されます。
入札単価の調整方法6選
①キーワードプランナーの予測データを元に入札単価を調整する
キーワードプランナーはキーワードを入力することで、予測データや過去の指標を調べられます。
調べられる項目としては、想定のクリック数やクリック単価、想定のコンバージョン数を求めることが出来ます。
また、上限クリック単価を設定することも出来、それによって上記の数字も変動します。この予測データを元に入札単価を調整するといいでしょう。
②First Page Bid以下にならないように調整する
First Page Bidとは、検索結果の1ページ目に広告を表示するために必要となる入札価格のことです。
この入札単価より低いと露出が極端に減るので、First Page Bid以下の入札単価になっていないかチェックをしましょう。
First Page Bidの見積もりはGoogle広告の表示項目で追加できます。
入札単価をFirst Page Bidの見積もりまで引き上げることで、効率的な入札価格の設定が可能です。
ただし、First Page Bidの見積もりはあくまでも推定入札価格です。
見積もり額以上の入札価格を設定しても、1ページ目に広告が表示されない場合もあります。
③推定入札単価を確認して調整を行う
検索結果の最初のページの上部に広告掲載をするための入札単価を、推定入札単価と言います。
もし露出を増やしたい場合は、推定入札単価に近くまで入札単価を上げることで、上部掲載できる確率が高くなります。
入札価格を決める際には、推定入札単価を確認して上位に表示されるための見積もりをしておくことも大切です。
④ユーザーセグメントに応じて入札単価を変更する
リスティング広告ではユーザー属性ごとに入札単価を変更することが可能です。
設定が可能なユーザー属性の種類は以下の通りです。
・年齢
・性別
・子供の有無
・世帯年収
・組み合わせ
年齢は18~24才、25~24才、35~44才、45~54才、55~64才、65才以上、不明といったくくりでセグメントすることが可能です。
配信するしないも設定できるので、ターゲットが明確でしたら絞って配信することもおススメです。
⑤地域、デバイス、時間ごとに入札単価の調整する
入札単価調整は、ユーザーがキーワードを用いて検索を行った地域やデバイスに応じて設定することができます。
このほかにも、時間帯や曜日別に入札単価を上げたり下げたりすることも可能です。
費用対効果の良い地域、デバイスを分析することで、収益を最大化できる入札価格まで入札単価を引き上げましょう。
⑥ICC分析を使用して調整する
ICCとは、「Incremental Cost Per Click」の略称です。
入札単価を上げた際の「増えたコスト」/「増えたクリック数」で求めることが出来ます。
ICCが目標としているCPCよりも低い場合は入札単価を引き下げるべきで、ICCが目標としているCPCよりも高い場合は入札単価を引き上げるべきという判断を下すことが出来ます。
詳しくは下記のGoogleの出しているYoutube動画で解説されています。
自動入札と入札調整の使い分け
入札単価は自動入札と手動入札の2種類があります。
自動入札は機械学習によりGoogleが自動で入札を行ってくれるという仕組みです。
入札戦略が、
「コンバージョン数の最大化」
「コンバージョン値の最大化」
「目標コンバージョン単価」
「目標広告費用対効果」
と用意されており、コンバージョン数を重視するのかそれとも費用対効果を重視するかによって戦略を選べるようになっています。
自動入札は数年前よりも高度化していますが、業種によっては個別入札単価よりも入札単価が高くなってしまうこともあります。
また、アクシデントによってCV計測ができなくなったり、個別の事情への対応が必要な場合にはカバーができません。ケースバイケースなので、状況に併せて導入するかどうか判断すべきでしょう。
自動入札については以下の記事にて詳しく解説していますので、よければご確認ください。
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