リスティング広告
2021.03.26 (金)
Googleマップで集客を狙う!ローカル検索広告を設定する方法
Googleマップを使用していて、広告が表示されているのを見たことがある人もいるでしょう。
Googleマップに表示されている広告を「ローカル検索広告」といい、店舗運営している方にとっては大きな集客効果が見込める広告です。
「ローカル検索広告について詳しく知りたい」「ローカル検索広告の設定方法は?」という方に向けて、この記事ではローカル検索広告のメリット・デメリットから配信手順、上位表示させる方法まで詳しくお話しします。
▼目次
ローカル検索広告(GoogleMap広告)とは
まずはじめに、ローカル検索広告とはどういうものなのかをお話しします。
・ローカル検索広告とは
ローカル検索広告とはGoogleの検索結果やGoogleマップで「ローカル検索」に表示される以下の赤枠で囲った広告のことです。飲食店や美容院など営業している実店舗があれば、上記のようにローカル検索に表示させることができます。
通常の検索広告とは異なり、ローカル検索広告には以下の特徴があります。
・Googleマップと連動して表示される
・現在地から店舗への距離がわかる
・ユーザー評価や店舗の営業時間、営業中の有無が表示される
・電話ボタンや予約ボタンなど店舗へ連絡を取ることができる
ローカル検索広告を配信するメリット
ローカル検索広告の仕組みを理解したところで、メリットを確認しましょう。
ローカル検索広告を配信するメリットは以下の4つです。
・店舗近くにいるユーザーにアプローチできる
・来店や問い合わせなどユーザー行動につなげやすい
・お店の詳細情報を提供できる
・自然検索よりも上位に出るので露出度が高い
それぞれ詳しく説明します。
店舗近くにいるユーザーにアプローチできる
ローカル検索広告は、ユーザーの位置情報や特定の場所や地域に関連するキーワードをもとに、検索結果を表示させる仕組みです。そのため、自店舗の近くにいるユーザーに優先的に情報を表示させることができます。
ローカル検索広告に表示されるということは、ユーザーが検索したキーワードが自店舗に関連しているということです。興味や関心がある可能性が高いことが多いため、来店などのアクションにつながりやすいでしょう。
来店や問い合わせなどユーザー行動につなげやすい
ローカル検索広告には、マップ上の場所や口コミなど、お店選びに必要な情報だけでなく、ユーザーが問い合わせできる電話番号や、Webサイトの情報も表示可能です。興味や関心を引くことができれば、問い合わせや予約などの具体的なアクションにつながりやすいといえるでしょう。
例えば、「居酒屋」と調べたとします。
検索を行ったユーザーの現在位置をもとに、現在地に近い店舗を表示させる仕組みのため、大阪と東京で表示される検索結果は異なるのです。店舗の場所や営業時間、サービスなどユーザーが求めるものとマッチすれば、地図情報から来店してもらえる可能性が高いでしょう。
バナー広告や動画広告よりも、ユーザーの現在位置や入力したキーワードをもとに表示するローカル検索広告は、具体的な行動につながりやすいのです。
お店の詳細情報を提供できる
ローカル検索には、さまざまな情報を表示することができます。店舗のサービス内容によって掲載できる内容は異なりますが、例えば「飲食店」であれば以下の情報を掲載可能です。
・店舗名
・住所
・電話番号
・営業時間/定休日
・イートイン、テイクアウト、宅配の可/不可
・口コミ
・写真
・メニュー
・予約や注文フォームへのリンク、など
自然検索よりも上位に出るので露出度が高い
ローカル検索を行うユーザーは現在地付近で検索したり、目的を持って店舗検索をしていたりと、求める店舗が見つかれば来店する見込みが高いと考えられます。
ローカル検索広告は、ユーザーの位置情報や特定の場所や地域に関連するキーワードをもとにGoogleマップと共にローカル検索広告が表示され、その下にWebサイトなど通常の検索結果が表示されます。
自然検索よりも上位に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいのです。
ローカル検索広告を活用すれば、多くの競合他社がある中で効率的に自店舗をアピールできるでしょう。
ローカル検索広告のデメリット
ローカル検索はメリットがある一方で、デメリットもあります。利用する前にデメリットも確認しておきましょう。
ローカル検索広告単体では出稿できない
ローカル検索広告のみで広告掲載できません。
広告を表示させるためには、Google広告のリスティング広告のオプションのひとつ「住所表示オプション」として設定する必要があります。
そのため、Google広告のリスティング広告で使用するキャンペーンや広告文の設定も合わせて必要です。
【3ステップ】ローカル検索広告を配信する手順
ローカル検索広告を配信するためには、Googleアカウント以外にGoogleマイビジネスへの登録が必要です。
ローカル検索広告を配信するためには以下の3つの手順を行う必要があります。
①Googleマイビジネスに登録する
②Google広告アカウントとGoogleマイビジネスを紐付ける
③Google広告の「住所表示オプション」から設定する
それぞれ詳しくみていきましょう。
①Googleマイビジネスに登録する
まずはじめに、店舗情報をGoogleマイビジネスに登録しましょう。
Googleマイビジネスの利用は無料です。
Googleのアカウントを使ってGoogleマイビジネスにビジネス情報を登録すると、電話番号や住所など自店舗の情報をGoogleの検索結果やGoogleマップ上に表示することができます。
登録するためには、GoogleアカウントにログインしGoogleマイビジネスのページにアクセスし、利用を開始しましょう。
利用を開始するためには、画面の指示に沿ってビジネス名やオーナー登録、住所や電話番号などの基本情報を入力していきます。
自店舗の情報をGoogleの検索結果やGoogleマップ上に表示するためには、Googleマイビジネスの登録だけでなくオーナー登録とオーナー確認が必須です。
オーナー登録後、「ビジネスオーナーですか?」→「管理を開始」という流れでオーナー確認に必要な手続きを進めましょう。通常2週間程度でGoogleマイビジネスに登録している住所にはがきが届きます。
はがきに記載された確認コードをGoogleマイビジネス上に入力するとオーナー確認は完了です。
②Google広告アカウントとGoogleマイビジネスを紐付ける
Google広告の管理画面でGoogleマイビジネスとGoogle広告を紐付けましょう。
広告代理店など自社以外で設定を行う場合やGoogle広告のアカウントとGoogleマイビジネスのアカウントが異なる場合は、「リクエストの承認」が必要です。
その場合、Google マイビジネスヘルプ_Google マイビジネスアカウントへのリンク リクエストを管理する方法にて確認できます。
③Google広告の「住所表示オプション」から設定する
紐付けが完了したら、Google広告ログイン>広告表示オプション>住所表示オプション>対象のGoogleマイビジネス情報を設定の手順で、Google広告アカウントの「住所表示オプション」を有効にします。
「住所表示オプション」に必要な情報を入力したら、次に広告配信の設定をしましょう。
広告配信の設定では、通常のリスティング広告と同様に広告を表示したいキーワードを設定します。
検索キーワードは「梅田 美容院」のように、ユーザーが実際に検索しそうなキーワードを意識することがポイントです。
ローカル検索広告単体では広告配信できないため、広告テキストを設定していない場合、あわせて設定してください。住所表示オプションと広告配信に必要なキーワードの設定ができたら、最後に広告をオンにすれば配信完了です。
ローカル検索広告の費用
ローカル検索広告はどのように費用が発生するのでしょうか。
通常のリスティングと同様に「クリック課金制」で、以下の箇所がクリックされた時に費用が発生します。
《ローカル検索広告のクリック課金対象》
・[場所の詳細を取得] のクリック
・[ルート検索] のクリック
・モバイルの Click-to-Call のクリック(電話発信)
・ウェブサイトのクリック
ローカル検索広告の表示順位はキーワードごとに設定している入札価格で決まります。
店舗のジャンルや店舗のあるエリアによって入札価格は異なりますが、日/週/月ごとに上限予算が設定できるため、広告費の使いすぎを防ぎつつ予算内で広告を配信することが可能です。
ローカル検索で上位表示させる方法
ローカル検索結果の上位に表示されれば、その分自店舗の認知度アップや来店などのアクションにつながりやすくなります。
そのため、検索結果上位に表示されるかどうかは非常に重要なのです。
ユーザーの目に留まるようローカル検索で上位表示するためには、以下の3つの方法を押さえましょう。
・ビジネス情報を充実させる
・良質な口コミを増やす
・魅力的な写真を追加する
具体的にどうすればいいのか、詳しくお話しします。
ビジネス情報を充実させる
Googleはユーザーが検索する時に入力したキーワードと関連するものであればあるほど上位に表示する仕組みです。
Googleマイビジネスに登録しているビジネス情報が充実しているほど、記載している情報を検索キーワードがマッチする可能性が高くなるでしょう。
つまり、登録情報が多ければ多いほどローカル検索広告の表示順位は高くなるのです。
電話番号や住所、営業時間などの基本情報はもちろんのこと、定休日や祝日など変則的な営業時間の記載など、登録可能な情報はもれなく追加しましょう。
良質な口コミを増やす
ユーザーの口コミの数や評価は、ローカル検索広告の表示順位に大きく影響します。
まずは、自店舗に来店したユーザーにGoogle上への口コミ投稿をお願いするなど、口コミを増やしましょう。
ワンクリックだけで口コミが投稿できるリンクを活用すると、ユーザーが口コミ投稿する際の手間を減らすことができ、口コミを投稿してもらいやすくなります。
ユーザーからの口コミはGoogleの管理画面から確認でき、口コミへの返信も可能です。ネガティブな口コミもあるかもしれませんが、真摯な対応をすることで信頼できる店舗と感じてもらえ、好感度を高めることにつながるかもしれません。
口コミのチェックや返信を積極的に使用し、ユーザーからの評価向上に活かしましょう。
魅力的な写真を追加する
ローカル検索広告に表示させる写真は、Googleマイビジネスから登録することができます。写真が多ければ自店舗を知ってもらうことに役立ちますが、どんな写真でもいいわけではありません。
複数の店舗が一覧に表示される中でも目を引くような、魅力的な写真を使用しましょう。
写真はユーザーがお店を選ぶきっかけとなる重要な要素であるため、内装や外観、おすすめのメニュー・商品など、ユーザーの興味を引くような写真を追加することが重要です。
ローカル検索広告を活用して、集客率アップを目指そう
Googleマップに表示することができるローカル検索広告は、Google広告の住所表示オプションを設定すれば利用できます。実店舗を持っているのであれば、ユーザーを集客するひとつの方法としてローカル検索広告を利用するのがおすすめです。
Googleアカウントの発行やGoogleマイビジネスの登録、情報の更新は無料でできます。
より集客を見込みたい場合はGoogle広告も上手に活用し、効率的な集客を目指しましょう。
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