リスティング広告
2021.04.01 (木)
リスティング広告のキャンペーン設計のコツや注意点を解説
リスティング広告の費用対効果を上げる上で、キャンペーンをどう設計するかは非常に重要です。キャンペーンを設計する上で把握しておくべき項目やコツ、注意点について解説します。
▼目次
カスタマージャーニーマップを使用してユーザーのシナリオを作成する
まず、キャンペーンを作成する前にペルソナ設計を行いましょう。
ペルソナを設計するにはユーザーの心理や行動を把握する必要があります。不確定要素の多いペルソナ設計は容易ではありません。
そんなときに便利なのがカスタマージャーニーマップ。ユーザーの思考や不満といった要素を時系列でまとめたものを意味するカスタマージャーニーマップは、課題のプライオリティを見つけ出すことにおいて、非常に高い効果を発揮します。
ペルソナ設計を行った上で、ニーズの高さごとにキーワード群を分けると良いでしょう。
キャンペーンで設定できる項目
キャンペーンで設定できる項目は以下です。
- デイリー予算
- キャンペーンステータス
- 目標
- 配信ネットワーク
- 配信エリア
- 言語
- 入札単価タイプ
- 配信開始日と終了日
- 広告のローテーションロジック
- キャンペーンURLのオプション
- 動的検索広告の設定
- IPアドレスの除外
- デバイス
- ユーザー属性(年齢・性別・世帯収入)
- オーディエンス
キャンペーンで設定できることと、グループで設定できることは異なります。設定できる内容の違いを踏まえた上で作成しないとアカウント全体の最適化がうまく働きません。下記でキャンペーン設計を行う上で特に重要な項目について解説します。
デイリー予算
1日あたりの予算を設定できるのはキャンペーンだけです。
例えば、複数商材があるECサイトのリスティング広告を運用する場合、商材ごとにかけることが出来る予算は変わってくるはずです。
ですので、キーワードによって予算を分けたい場合はキャンペーンを分けて作成する必要があります。
同じキャンペーンにすべてのキーワードを入れてしまうと予算を管理することが非常に難しくなります。
配信エリア
配信エリアを設定できるのはキャンペーンだけです。
以下の場合、キャンペーンを分けて設計するべきです。
・配信エリアごとにキーワードを分ける場合
・同じキーワードでも配信エリアによって入札単価を変えたい場合
・配信エリアごとに予算を変えたい場合
ネットワーク
配信ネットワークを設定できるのはキャンペーンだけです。
ネットワークは検索ネットワークとディスプレイネットワークを選択することが出来ます。検索ネットワークはGoogleの検索面に広告を表示することが出来ます。
ディスプレイネットワークは、Googleのパートナーサイトのバナー枠に広告を掲載することが出来ます。
検索面とディスプレイ面については広告の設定方法も異なるのでキャンペーンを分けて設定するべきです。
開始日と終了日
キャンペーンでは、広告掲載の開始日と終了日を設定することが出来ます。
期間限定のキャンペーンのプロモーションではこちらで期間を設定してキャンペーン期間外に広告を配信しないようにしましょう。
リスティング広告のキャンペーン設計のコツ
キャンペーン設定を行う上でのコツは以下の通りです。
- キーワードの属性ごとにキャンペーンを分ける
- キーワードの重要度ごとにキャンペーンを分ける
- カスタマージャーニーマップを活用する
- キャンペーンの目的ごとにキャンペーンを分ける
- ターゲティングごとにキャンペーンを作成する
キーワードの属性ごとにキャンペーンを分ける
キーワードの属性が異なる場合はキャンペーンを分けることをおすすめします。
属性が異なる場合、コンバージョン率やクリック率が異なるケースが多いです。例えば「おせち料理」を商品として売り出す場合、「お正月」や「年始」といったキーワードを検索するユーザーもターゲットになりえます。
ただ、「おせち料理」と検索してくるユーザーよりもニーズは低くなりそうですよね。
そのため、キャンペーンを分けて管理した方が属性ごとに成果の違いを一目で見ることができたり、良い属性の方に予算を集中させたりすることができるというメリットが生まれます。
キャンペーンの目的ごとにキャンペーンを分ける
リスティング広告におけるキャンペーンの目的は、「新規顧客開拓」「ブランディング」「認知拡大」など様々です。
ブランディングにかけれる予算と顧客獲得にかけれられる予算は異なるはずです。日ごとの予算を設定できるのはキャンペーンだけですので、目的ごとにキャンペーンを分ける必要があります。
もし目的が異なるキーワードを同じキャンペーンに登録をしてしまうと予算管理の難易度が非常に高くなってしまいます。
キーワードのボリュームやジャンルごとにキャンペーンを分ける
キーワードのボリュームやジャンルごとにキャンペーンを分けましょう。
例えば「野球 グローブ」と「野球 バット」では同じカテゴリでも商品がまるっきり変わってしまいます。このようにジャンルが異なる場合、キーワードごとのクリック単価やコンバージョン率も変わるのでキャンペーンを分けておく方が運用の管理がしやすいです。
また、検索ボリュームが多いキーワードはキャンペーンを分けておく方がいいかもしれません。検索ボリュームが多いとその分多く予算を必要とします。同じキャンペーンに分類してしまうとそのキーワードだけで予算を使ってしまい、クリック単価が安くCPAに貢献するキーワードが十分に露出できない可能性があります。特に予算が限られている場合にはそういったビックキーワードは別のキャンペーンに振り分ける方がいいでしょう。
ターゲティングごとにキャンペーンを作成する
リスティング広告では性別・年齢・世帯収入・地域でターゲティングを行うことができます。
ターゲティングごとに設定するキーワードが変わってくる場合があります。
たとえばガン検診の広告を行う場合、女性ターゲットですと「乳ガン」などのキーワードが対象になってきますが、男性ターゲットでは対象になりません。そういった場合、男性と女性でキャンペーンを分けるよう設定をした方がいいです。
キーワードの重要度ごとにキャンペーンを分ける
キーワードの重要度ごとにキャンペーンを分けて管理しましょう。
重要度とは主にCPA、検索ボリュームによって判断します。
検索ボリュームが多いキーワードは、獲得ボリュームを増やせるという期待感がある半面、競合性も高く管理がしづらいです。そういったキーワードはキャンペーンを分けて管理する方が運用が行いやすいケースがあります。
またCPAが良いキーワードについては、なるべくインプレッションシェア100%に近い状況で配信を行いたいですよね。予算が限られている場合などは、CPAが良いKWはキャンペーンを分けて予算管理を行うと良いでしょう。
カスタマージャーニーマップを意識してキャンペーンを分類する
ペルソナを設計するには、ユーザーの心理や行動を把握する必要があります。
そんなときに便利なのがカスタマージャーニーマップ。ユーザーの思考や不満といった要素を時系列でまとめたものを意味するカスタマージャーニーマップは、課題のプライオリティを見つけ出すことにおいて、非常に高い効果を発揮します。
そのユーザーの段階ごとに対象となるキーワードは異なってきます。段階ごとにコンバージョン率(CVR)やクリック率(CTR)は異なるので、キャンペーンを細かく設定し管理していくべきです。
キャンペーンの目的ごとにキャンペーンを分ける
リスティング広告におけるキャンペーンの目的は様々で目的ごとにキャンペーンをしっかり分けて運用を行いましょう。
目的の例としては「クリック数の最大化」「コンバージョン数の最大化」「CPAの最適化」「認知拡大」などが代表として挙げられます。
ターゲティングごとにキャンペーンを作成する
リスティング広告ではユーザー属性のターゲティングを行うことができます。
ターゲティングを行える項目は、年齢・性別・世帯収入です。リスティング広告の効果を追及するのであれば、年齢ごとにキャンペーンを分けたり、性別によってキャンペーンを分けて管理するのもありでしょう。
リスティング広告のキャンペーン設計のコツや注意点を解説
リスティング広告は設計が命です。
たとえ毎日入札や広告文の変更・追加など運用を頑張ったとしても、設計が誤っていればその効果が最大限発揮されることはありません。
設計の中でも重要なキャンペーンの設計方法のコツやその注意点について解説していきます。
カスタマージャーニーマップを使用してユーザーのシナリオを作成する
まず、キャンペーンを作成する前にペルソナ設計を行いましょう。
ペルソナを設計するにはユーザーの心理や行動を把握する必要があります。不確定要素の多いペルソナ設計は容易ではありません。
そんなときに便利なのがカスタマージャーニーマップ。ユーザーの思考や不満といった要素を時系列でまとめたものを意味するカスタマージャーニーマップは、課題のプライオリティを見つけ出すことにおいて、非常に高い効果を発揮します。
ペルソナ設計を行った上で、ニーズの高さごとにキーワード群を分けると良いでしょう。
キャンペーンの目的ごとにキャンペーンを分ける
リスティング広告におけるキャンペーンの目的は、「新規顧客開拓」「ブランディング」「認知拡大」など様々です。
ブランディングにかけれる予算と顧客獲得にかけれられる予算は異なるはずです。日ごとの予算を設定できるのはキャンペーンだけですので、目的ごとにキャンペーンを分ける必要があります。
もし目的が異なるキーワードを同じキャンペーンに登録をしてしまうと予算管理の難易度が非常に高くなってしまいます。
キーワードのボリュームやジャンルごとにキャンペーンを分ける
キーワードのボリュームやジャンルごとにキャンペーンを分けましょう。
例えば「野球 グローブ」と「野球 バット」では同じカテゴリでも商品がまるっきり変わってしまいます。このようにジャンルが異なる場合、キーワードごとのクリック単価やコンバージョン率も変わるのでキャンペーンを分けておく方が運用の管理がしやすいです。
また、検索ボリュームが多いキーワードはキャンペーンを分けておく方がいいかもしれません。検索ボリュームが多いとその分多く予算を必要とします。同じキャンペーンに分類してしまうとそのキーワードだけで予算を使ってしまい、クリック単価が安くCPAに貢献するキーワードが十分に露出できない可能性があります。
特に予算が限られている場合にはそういったビックキーワードは別のキャンペーンに振り分ける方がいいでしょう。
ターゲティングごとにキャンペーンを作成する
リスティング広告では性別・年齢・世帯収入・地域でターゲティングを行うことができます。
ターゲティングごとに設定するキーワードが変わってくる場合があります。
たとえばガン検診の広告を行う場合、女性ターゲットですと「乳ガン」などのキーワードが対象になってきますが、男性ターゲットでは対象になりません。そういった場合、男性と女性でキャンペーンを分けるよう設定をした方がいいです。
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