リスティング広告
2020.08.06 (木)
リスティング広告のコスト削減方法や適正予算を解説します
費用対効果が高いと言われるリスティング広告。はじめてみたけれど、なかなか効果が出ない・・それは適切な改善が行われていないことが原因かもしれません。
運用後の確認・見直し・改善こそが、リスティング広告の最重要課題!放ったらかしにしていませんか?
▼目次
リスティング広告の適正予算
リスティング広告をおこなうにあたって、最初に決めなければいけないことが予算です。
その際の基本となる算出方法は
目標獲得数(問い合わせ件数=クリック数)×目標獲得単価(1クリックあたりいくら)
と考えます。
スタート時の費用・予算の決め方については、こちらを参考にしてください。
こうして、おそらくこれで利益が見込めるだろうという数字を算出し、運用がスタートします。ただし、これはあくまでも【予測】としての数字であることを忘れないでください。
運用後の状況分析に応じて「成果が出ているキーワードはより高い金額で入札」し、「結果が悪いキーワードは金額を下げる」などの調節を常に行うことではじめて、売上アップにつなげることができます。
コスト削減の鍵はキーワードにあり
リスティング広告は、広告がクリックされるたびにキーワードの入札額の金額が発生します。広告が頻繁に表示されると成果につながる可能性も大きくなりますが、それだけ広告費用も莫大なものになるということです。
つまり、キーワードにおける入札管理と予算管理こそ、費用対効果を高める鍵となるのです。
運用後の実績からキーワードの上位を分析し、より幅広いターゲットに向けての展開にするのか、現状を維持したままコスト削減をはかるのか、状況に応じて戦略を立てることをおすすめします。
キーワードの予算配分を確認
リスティング広告のスタート時においては、おそらくほとんどのキーワードの費用単価を揃えていることと思います。
しかし、運用を続けていくと、必ずキーワードごとに差が出てくるはずです。
例えば、「成約が見込めるのに表示されない」、「成約が見込めないのに上位表示されている」といったことが少なからずあります。これはつまり、大きな無駄が生じているということ。
常にキーワードの成果状況を確認してしっかりと分析を行い、キーワード単位での予算配分を行っていくことが大切です。
運用しているキーワードの見直し
キーワードにかける予算だけでなく、キーワードそのものの見直しも重要になります。なかなか結果に結びつかない時は、リストアップしたキーワードをユーザーの視点で見直してみましょう。
業界内でしか通用しない専門用語や一般的には使われない単語などは、ユーザーが普段使うであろう言葉に置き換えてみます。
流行語が移り変わるように、目にとまるフレーズも変わっていきます。常にユーザーの立場に立って、客観的にキーワードを見直しながら、最も効果的なキーワードを探っていきましょう。
キーワードのコンバージョンに注目
実際に運用を行っていくと、広告におけるコンバージョン獲得数の上位を占めているキーワードがわかってきます。
これらの上位キーワードは、言わば成功への道しるべ。
現状のLPにこれらのコンバージョンキーワードがきちんと反映されているか、想定しているターゲット像が現状とずれていないか、などキーワードからわかる現状を分析した上で改修をおこなっていくことが成果につながります。
検索クエリから改善
検索クエリとはユーザーが検索する語句やフレーズのこと。
リスティング広告の成果が今ひとつという時は、もしかしたら運用側から提示している検索キーワードがユーザーの意図(検索クエリ)とずれていることが原因のひとつかもしれません。
検索クエリは、より確実で効果が期待できる改善の大きなヒントです。
キーワードそのものの修正やキーワードの追加や除外など、ユーザー言葉を活かした改善を行うことでその後の成果に大きな差が出ます。
マッチタイプの確認
マッチタイプは、リスティング広告の成果に大きく影響します。
マッチタイプを上手に活用することで下記のようなメリットが期待できます。
・狙ったターゲットを正確に配信できる
・成果が見込めない配信を防ぐ
・コンバージョン数がアップする
リスティング広告のマッチタイプには、
【完全一致】
【フレーズ一致】
【絞り込み部分一致】
【部分一致】
の4種類があります。
それぞれの詳しい説明は、こちらをご参照ください。
複合ワードや除外キーワードの設定
ピンポイントで確実なターゲットに向けて配信したい、という時は「複合ワード」や「除外キーワード」を設定することをおすすめします。
「複合ワード」とは、メインキーワードにサブキーワードを合わせて使うことで、質の高いユーザーから多くのクリックを集めるための手法のひとつ。
「比較」「おすすめ」「キャンペーン」「格安」「人気」など、ユーザーの気持ちにダイレクトに訴えかけるものが主体です。
商品の特性やユーザーからの反響など、現状分析から最も効果的と想定されるものを選び、メインキーワードと合わせて配信します。
さらに、クリックによる無駄な広告費の発生を抑えるために「除外キーワードを設定する」ことも重要です。
関連性の低いキーワードへの広告配信を停止することで、不要なキーワードへの出費を最低限に抑え、必要なキーワードに費用をかけることができます。
その他の注意点
その他の注意点として、以下の項目もチェック!
より高い成果を見込めるリスティング広告の運用にお役立てください。
デバイスの配信比率
コンバージョンが取れたり取れなかったり、といった状態が続いた時は、デバイスごとの結果をチェックしてみてください。商品やサービスによっては、スマートフォンへの配信が有効なものもあればパソコンが有効なものも様々です。
獲得につながる可能性がより高いと思われるデバイスを選んで配信を最適化してみましょう。
検索とディスプレイの確認
リスティング広告において、検索広告(検索連動型広告)とディスプレイ広告の使い分けもより高い効果をめざす手法のひとつです。
費用を抑えて効果を試してみたい時は、テキストによる検索広告を。そして余裕が出てきたら、視覚的にも印象を残せるディスプレイ広告を。
一般的には検索広告の方がクリック率が高くなりますが、商品やサービスの内容によってはディスプレイ広告に思わぬ効果がでることもあります。
広告グループやキャンペーンの最適化
キーワード・広告を含む「広告グループ」では、キーワードや広告文の設定はもちろん、キーワードの入札単価の調整を一括で行えるうえに配信デバイスの設定などを行うことができます。
またアカウント構造の中で最も大きな「キャンペーン」では、検索・ディスプレイなど配信ネットワークの設定や1日の予算、配信スケジュールの管理なども可能。
それぞれのフィールドにおいて内容・予算・配信先などのバランスを調整しながら最適化していくことで、高い費用対効果が期待できます。
地域などのセグメントを確認
リスティング広告は地域密着型店舗などのサービスや業態にも対応できるよう、配信地域を細かく設定することができます。しかし、いきなりのピンポイントはリスクが大きいのも事実。
スタート時は広めに地域を設定し、状況をみながら成果に合わせて設定を変更していくことがおすすめです。
コンバージョンタグの設置
コンバージョンタグとは、ユーザーが資料請求や来店予約、商品購入などをした際に、その数を計測するために必要なタグのこと。広告のパフォーマンスを計測する上で、とても重要な指標となります。
コンバージョンタグを設置する時は、「テストコンバージョン」と言われる方法でタグの動作確認を行った上で配信を開始しましょう。
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