オウンドメディア

2019.01.18 (金)

本当に有益か?オウンドメディアのメリット・デメリットを考える

本当に有益か?オウンドメディアのメリット・デメリットを考える

コンテンツマーケティングの重要性が増しているなか、企業にとってオウンドメディアは欠かせない存在になっています。
「企業戦略でオウンドメディアを取り入れたい」と制作を始める会社も多いのではないでしょうか?

しかし、オウンドメディア制作にはメリットもあればデメリットも存在します。
成功することで事業の大きな収益となってくれますが、一方で投資対効果を得られずにコストだけがかかってしまった、という企業もあるほど、難しい領域でもあります。

そこでこの記事では、オウンドメディア制作を始めるにあたって押さえておきたいメリット・デメリットについて解説していきます。

押さえておきたいオウンドメディアのメリット・デメリット

押さえておきたいオウンドメディアのメリット・デメリット

バナー広告などの従来の広告手段が通用しなくなってきている今、集客対策としてオウンドメディアが注目されています。
Google検索のアルゴリズムにおいても、被リンクよりもコンテンツを重視するように変わったことからも、SEO対策としてもオウンドメディアが取り入れられています。

しかし、流行のマーケティング手法だからといって、全ての会社が成果を出せるとは限りません。自社に合う企業戦略ナノかどうか、十分に検討することが大切です。

どのようにオウンドメディアに取り組むべきなのか指標を定めるためにも、抑えておきたいメリット・デメリットを理解しておきましょう。

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オウンドメディアで得られるメリット

オウンドメディアで得られるメリット

オウンドメディアを立ち上げることで得られるメリットは以下となります。

広告宣伝費をカットできる

オウンドメディアを運用する大きなメリットとは、費用対効果が高いということ。
従来はバナー広告などの広告によって自社のサービスを拡散することが主流でしたが、費用が高くつくことや、広告によるマーケティング手法が通用しなくなってきていることから、実際に利益を上げることが難しくなってきています。
一方オウンドメディアでは、自社で采井するメディアのため、自分たちで運用を続けることでコストを抑えることができます。

さらに、コンテンツをある程度ストックしておくことで、検索経由での流入が見込めます。過去の記事であっても検索やSNS経由で読まれるため、継続的な収益に繋がりやすいといえます。

コンテンツが資産となる

オウンドメディアは、広告施策とは違い、企業の資産となるのが最大のメリットでもあります。
広告の場合、広告をストップしてしまうとそこで終わりですが、オウンドメディアの場合はユーザーにとって有益なコンテンツを提供し続けることで、資産としてメディアに蓄積されています。
リピーターを獲得するだけでなく、同じ悩みや疑問を抱える新規ユーザーからの集客ができるので、安定したアクセスが見込めるのが特徴です。

さらには、獲得したリードと継続的に関係を築くことで、初めは情報収集だけが目的だった顧客も、「購買」「申し込み」といった明確なニーズに変化することがあります。
このように、複数の場面で資産価値が見出せることがオウンドメディアの魅力です。

見込み顧客や顧客を育成できる

オウンドメディアでは、ユーザー目線のコンテンツを提供し続けることで、商品やサービスに興味を持ってくれそうな人「見込み顧客」を呼び込むことができます。さらには、メディアが自分にとって有益だと判断したユーザーは「リピーター」となり、自社のファンとなってくれる可能性も大きくなります。

このように、企業と顧客との信頼関係を築く「顧客エンゲージメント」を形成することで、ロイヤリティの高い顧客を育成することに繋がります。
ロイヤリティ化した顧客は、自身がリピーターとなって顧客でいてくれるだけでなく、以下のような効果を生み出します。

・企業の製品やサービスを優先的に購入する
・企業の製品やサービスを友人やSNSなどで積極的に拡散する

といったように、会社に「信頼」「愛着」を持ってくれることで、企業とって大きく貢献してくれる存在を得ることができます。

圧倒的なブランディングができる

企業の飛躍にとってとても重要なブランディング。
ブランディングとは、企業とユーザーに共通のイメージを持たせる手法のことで、競合他社と差別化するためや、ブランドの認知度・信頼度アップのための手法を指します。
オウンドメディアでは、ユーザーが求める専門性の高い記事を蓄積することで、読者が繰り返して訪問して記事を読むようになります。
この時、「このサイトは役に立つ情報がある」と認識されることで、「○○と言えばこの会社」というイメージを持たせることができます。

また、オウンドメディアでは、企業にとってのアイデンティティをアピールできることから、競合他社との差別化を図ることにも繋がります。

代表的なブランディングとしては、Apple社のパソコン「Mac」が良い例です。
「おしゃれなパソコン⇒Mac」というイメージが確立されており、競合に比べて値段が張るのに、ヘビーユーザーではない方からも驚異的なリピート率を獲得しています。

効果検証ができる

オウンドメディアでは、実際にどれだけの効果があったのか、正確な分析を行えることがメリットでもあります。

・どんなキーワードで検索されたのか
・どのページに訪れたのか
・リピート率はどれくらいか

など、ユーザーの動向を正確に検証することで、サイトの改善やユーザーとのコミュニケーション施策を考えるヒントとなります。

さらに、オウンドメディアを継続的にしっかり運用することで、ユーザーのニーズや行動データが溜まってきます。それらの情報を知ることで、さらなるコンテンツの制作に反映させたり、広告出稿時の参考にすることができます。

このように、オウンドメディアによってユーザーのデータを継続的に取得していくことで、「ファン化」「顧客化」を目指せすことができます。

価格競争に巻き込まれない

現代では、ネット上で様々な情報が溢れています。そのなかで、たとえ付加価値の高い商品・サービスであっても、企業目線で自社の魅力を訴求するだけでは、ユーザーを繋ぎ止めることができません。

そのためには、競合他社と差別化を図り、適切なターゲットに向けて魅力を伝えていくことが課題と言えます。
ユーザを満足させるコンテンツ作りで「ファン化」させていくオウンドメディアでは、その企業はユーザーにとって「他社とは異なる特別な存在」として確立します。
企業の特性やオリジナリティを利用したコンテンツを発信することで、競合との価格競争に巻き込まれないという強みを持つことができるのです。

これによりユーザーは、「有益だから」ではなく「好きだから買う」といったように目的を達成してくれます。

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オウンドメディアのデメリット

オウンドメディアのデメリット

オウンドメディアがマーケティング手法として非常に多くの強みを持つことが分かりましたが、以下のようなデメリットもあることを理解しておきましょう。

効果が出るまで期間が必要

オウンドメディアを作ったからと言って、すぐに集客が上がり成果が出るわけではありません。
オウンドメディアでは、継続的な運用で質の高いコンテンツを配信することを前提とした施策です。
見込み顧客を集客したり、顧客エンゲージメントを構築するためには、相応の時間をかけて粘り強く運用しなければなりません。

また、Googleなどの検索エンジンに上位表示させるためには、SEOの知識を持ったうえで長期的にコンテンツを作り続ける必要があります。

広告施策が中心となってきた企業にとっては、効果が出るまで時間がかかることを懸念されるかもしれません。しかし、オウンドメディアは長期的に取り組むことで価値を見出すものだということを認識しなければなりません。

継続運用には安定した運営体制が必要不可欠

オウンドメディアを立ち上げるためには、以下のような様々なステップが必要とされます。

・企画(コンセプトやターゲットを決める)
・サイトの作成(デザインやフォーマットを決める)
・コンテンツ作成(ライターを自社で用意するか外部に依頼するかなど)
・クオリティのチェック(SEOなどを理解したディレクターがいるかなど)
・分析(データ集計、改善策を考えるなど)

他にも様々なステップがありますが、これだけみてもかなりの時間と労働力が必要となることが分かります。
これらの工程を全て担当者1人で行うことは不可能なので、チーム体制で行うか、一部のステップを外部に委託するなどの、安定した運営体制が必要となります。

外部に運営を依頼する場合にはその分のコストがかかりますから、質の高いオウンドメディアを運営するにはそれだけの「投資」と「労働力」が必要ということです。

アクセス数を増やすためにはノウハウが必要

オウンドメディアで成功するためには、インターネットの検索経由での集客が大きなポイントとなります。
そのためには、検索結果の上位に表示されることが目標ですので、ただメディアを作ってコンテンツを載せるだけでは、なかなか上位表示することが難しいです。
新規ユーザーを獲得するためにはSEOのノウハウを理解しておく必要があるうえ、獲得したユーザーを飽きさせないためにも質の高いコンテンツや新しい情報を作り続ける必要があります。

初めてオウンドメディア制作するにあたって、自社で労働力を確保できないという方や、SEOのノウハウやコンテンツ制作の知識が無いという方は、運営自体を全て他社に委託するというのもひとつの選択肢であることを覚えておきましょう。

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効果が実感できるまで粘り強く取り組む

効果が実感できるまで粘り強く取り組む

オウンドメディアのメリット・デメリットについてお話ししました。
成功すると企業の資産となり大きな収益を生み出すオウンドメディアですが、始めるにはメリットだけでなくデメリットもあるということを理解しておくことが大切です。

いずれにしても、オウンドメディアを成功させるためには、
・効果が出るまで時間がかかる
・SEOのノウハウを理解する必要がある
・ユーザーを飽きさせない質の高いコンテンツが必要
・チーム体制での運営が必要不可欠
・頻繁に更新&改善を行うことが必要

このように、企画からコンテンツ投稿まで、粘り強く取り組むことが大切です。

オウンドメディアの運用に関して、
「自社では人材を確保できない」
「ノウハウがない」
「一部だけを委託したい」
というお悩みがあれば、当社へご相談ください。

当社では、長期的な利用を見込めるユーザー集客を目指した、オウンドメディア制作をお手伝いいたします。
コンセプトの決定から編成、分析まで、ひとつひとつのプロセスを丁寧にサポートいたします。

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