リスティング広告
2020.03.18 (水)
リスティング広告の「CPA重視のキーワード選定」の仕方とは?
リスティング広告が、より多くの人の目に留まるための重要な要素、それがキーワードの選定です。
キーワードの設定1つで、リスティング広告の効果が大きく変わることもあります。
この記事では、適切なキーワードの選び方や、選ぶ際に役立つツールをご紹介します。
リスティング広告に興味がある方、これからリスティング広告をしようと思っている方やリスティング広告の効果が伸び悩んでいる方も是非ご参考ください。
▼目次
適切なメインキーワード(ビッグキーワード)の選定
リスティング広告の効果を向上させる際に考えなければならないのが、適切なキーワードの選定です。その中でもメインキーワード(ビッグキーワード)の選定は、リスティング広告の最適化をするうえでまず取り組むべき作業です。
リスティング広告では、様々なキーワードを登録することになりますが、メインキーワードが決めらないと派生するミドルキーワードやテールキーワードも決まりにくいので、そういった意味でも重要な作業です。
メインキーワード(ビッグキーワード)の特徴として下記が挙げられます。
ビッグキーワードは競合他社の入札も多くなるので、その分メインキーワード(ビッグキーワード)攻略の難易度も高くなるケースが多いです。
そのため、複数のキーワードを登録することで、競合の入札が少ない費用対効果が良いキーワードを発見しやすくなります。
Google広告のキーワードプランナーを利用する
キーワード選定に役に立つツールの一つとして挙げられるのが、キーワードプランナーです。
Google広告のキーワードプランナーは、Google広告で広告を出す際に候補となるキーワードの検索集や広告単価、競合性などを分析できる無料ツールです。
キーワードプランナーはGoogle広告を出稿する広告主向けにGoogleが提供しているものですが、SEO対策のためのキーワード選定にも役に立つSEOツールでもあります。
この強力なツールは、Webサイトのキーワードの選定だけでなく、文章を記事に追加する際の適切な関連キーワードの分析にも役立ちます。また、ロングテールキーワードの抽出など、様々なキーワードを網羅する際にキーワードプランナーは欠かせないツールです。
Google広告のキーワードプランナーは、このように無料でリスティング広告に役立つ情報を収集できます。
SEO対策やリスティング広告の運用ツールとしてなど、キーワードプランナーを上手く生かすことで、効率の良い集客が行えるだけでなく、最終的なコンバージョン率の向上にもつながります。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
シミラーウェブで競合他社の出稿キーワードをチェックする
シミラーウェブでは、キーワードプランナーで得られない情報も収集可能です。
具体的には、競合他社がリスティング広告などの出稿で力を入れているキーワードをチェックすることができます。
競合他社の出稿キーワードをチェックすることで、自社で登録しているキーワードに抜け漏れがないかなどをチェックすることができます。
また、競合他社の直近1ヶ月でより多く投資しているキーワードの抽出が可能です。
競合他社が力を入れているキーワードは、費用対効果が一番いいキーワードである可能性が高いです。そのキーワードを自社広告やWebサイトの運用に生かせれば、必要以上にテストなどにかける費用を使うこともありません。
スモールキーワード(テールキーワード)を作成するために、掛け合わせキーワードを選定する
キーワードプランナーを使う
キーワードを組み合わせる際には、基本的に羅列にならないよう主軸となるビッグワードを中心に、スモールワードを作っていくことになります。
キーワード選定のコツはメインキーワードといくつかのサブキーワードを役割ごとに整理することです。
Google AdWordsキーワードプランナーは関連するフレーズなどを入力することで、候補となるキーワードが表示されます。候補となるキーワードの月間検索数や関連語を抽出してくれるので、それらを参考に適したキーワードの選定が可能です。
キーワードツールを使う
上位検索を狙えるスモールキーワードの選定は、キーワードツールを使用して行うことも可能です。
キーワードツールには、good keywordやKeyword Tool、KEYWORD FINDER、関連キーワード取得ツールなどがあります。
スモールワードを選定する際に大切なのは、抜け漏れがないかです。自身で考えれるものだけだと抜け漏れが発生するので、様々なツールを利用して抜け漏れがないようにしましょう。
これらのキーワードツールを使用することで、より強固なKWリストを作成できます。
■good keyword
https://goodkeyword.net/
■keyword Tool
https://keywordtool.io/jp
■KEYWORD FINDER
https://keywordfinder.jp/
■関連キーワード取得ツール
https://www.related-keywords.com/
共起語を探す
スモールキーワードの作成に役立つものの一つが、共起語です。この共起語は、ユーザーが検索するときに打ち込んだフレーズ「検索クエリ」と共によく検索される語句のことです。
SEO対策において共起語は重要視され、ユーザーのニーズによって変わる検索ワードを的確に盛り込んだコンテンツ作成に活用できます。
リスティング広告においても、有効なキーワードを見つける手段のひとつとして効果的です。専用のツール「共起語検索」や「共起語調査ツール」を使用して適切な語句を探しましょう。
■共起語検索
https://neoinspire.net/cooccur/
■共起語調査ツール
https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur
キーワードのマッチタイプについて(完全一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致・部分一致)
マッチタイプを正しく利用することで貴社が狙うターゲットに広くリーチできます。誤った設定をしてしまうと、意図していない範囲のユーザーにまで広告を表示させてしまい、SEO対策の効果が弱まる原因にもつながります。
キーワードのマッチタイプは「完全一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致・部分一致」の4つです。
・完全一致は登録したキーワードが検索した語句と完全に一致した場合に広告表示されます。
・フレーズ一致で広告が表示されるのは、登録したキーワードと共に同じ語順でフレーズ(検索語句)が含まれている場合です。
・絞り込み部分一致は検索語句の語順が違っている場合でも、登録したキーワードが検索語句に含まれている場合には広告が表示されます。
・部分一致で広告表示されるのは、検索語句が登録したキーワードに関連性が高いと判断された場合です。
状況に応じて適切にマッチタイプを設定することにより、CV率の向上を目指せます。
除外キーワード設定について
効率的なリスティング広告の運用には、除外キーワードの設定が重要になります。
除外キーワードは特定の語句を含むキーワードを検索したユーザーに、広告を出さないようにする場合に登録します。
除外キーワードを設定することによって、顧客となる確率の低いユーザーに広告を表示させないようにできます。そうすることで、的確な広告表示が可能になるだけでなく、無駄なコストの削減にもなります。
除外キーワードの設定も、4つの種類のマッチタイプで登録ができます。状況に応じて設定を変えましょう。
配信後のクエリレポートでキーワードを追加及び除外を行う
検索クエリはリスティング広告の運用において極めて重要なものです。クエリレポートは配信後にユーザーが実際に検索したキーワードを知ることができます。また、そのキーワードがどのような効果をもたらしたのかまで把握可能です。
このクエリレポートはYahoo!やGoogleで取得できます。
ユーザーの思考や検索状況、広告をクリックした理由、CVの有無など様々な解析が可能なクエリレポート。これをもとに配信後もキーワードを追加、除外することで、さらに最適化されたコンテンツの作成できます。
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