リスティング広告
2019.01.29 (火)
リスティング広告で成果を残すためには競合調査が決め手!
ユーザーが検索したワードに応じて、検索結果上に表示されるリスティング広告。
ユーザーの目に留まりやすいですが、常に改善していかなければ効果を発揮できません。
そこで、競争する企業や商品を比較し、調査を行う必要があります。
競合調査を行うことで自社の弱みや強みを発見し、売り上げにも大きく繋げることができます。
では、競合調査はどのようにして取り組んでいくのか、詳しく解説していきます。
▼目次
なぜ競合調査が重要なのか
販売する商品やサービスが類似する、競合他社というものが存在する場合、
ユーザーがどちらの商品・サービスを手に取るかは、ベネフィット(得ることのできる価値)を感じた方を選びやすいです。
そのため、他社よりも強みがあれば購入や申し込みに繋がる確率が増えます。
そこで、競合する会社について徹底的に調査を行い、自社の強みを見つけます。
競合調査は事業の方向性も定め、成功へと導いてくれる重要なマーケティングになります。
競合調査の基本:3C分析
競合調査の基本にはCustomer(顧客/市場)・Competitor(競合)・Company(自社)の情報を収集する「3C分析」というものがあります。
3つの視点から分析を行うことで、事業への成果に繋げます。
類似商品がある中で、自社の商品を手に取ってもらうためには、様々な分析をして成功要因を見つけ出す必要があります。
では、3C分析について詳しく解説していきます。
はじめに、顧客/市場の分析を行う
まずは、自社が展開する商品やサービスを誰に向けて提供するのか、分析を行います。自社の弱みや強み、そして競合との差別化を図るためには、はじめに顧客や市場の分析を行わなければ知ることができません。
分析を行うことで「どのような人が顧客か」また「顧客のニーズ」を明確にします。
顧客や市場の調査には主に3つあります。
「マクロ分析」
まず、「マクロ分析」で景気変動や人口動向の変化など、社会的な変化を見つけます。
そのために、PEST分析を行います。
法律や税制などのPolitics(政治的)
経済状況や株価などのEconomy(経済的)
流行や世論などのSociety(社会的)
イノベーションや特許、インフラなどのTechnology(技術的)
4つの視点から、今どのような状況なのか書きだして分析していく方法です。
政治的状況は、法律や条例によってマーケティングに影響がないか確認するために必要な分析になります。新しい法律が定められた際に、自社に対して悪影響を軽減するためにも予め想定しておくことが大切です。
経済的状況は、為替価格の変動や個人の消費行動をチェックすることで、売上・利益への悪影響や抑え、ビジネスチャンスが掴める可能性を上げます。
社会的状況は、少子高齢化から市場の変化が大きく変わると予想されています。
そのため、事業の継続や新事業の提案などの方向性を定める重要な要素になります。
技術的要素は、技術の発達が市場を大きく変えています。そのため、新技術が開発されたときに損失を最小限に抑えるためにも分析しておく必要があります。
事業を長く続けさせるためにも、PEST分析は必要不可欠。
現状から将来までを予測した上で、マーケティングに活かしていきます。
価値ある商品やサービスを提供し続けるためにも、市場の変化は把握しておくことがポイント。
「ミクロ分析」
次に、「ミクロ分析」で業界構造の変化や自社ビジネスへの影響を5フォースを使って分析を行い、見出していきます。
新規参入者の脅威・代替品の脅威の外的要因と、買い手の交渉力・売り手の交渉力・既存競合他社の内的要因。5つの要素は競争の戦略として、競争環境を知ることや利益確保のために把握しておくことが重要になります。
穴場市場の発見があれば、ビジネスチャンスを掴める可能性が広がります。
「顧客分析」
最後に、マクロ分析とミクロ分析の要因から「顧客分析」を行います。
アンケート調査を用いて、顧客が商品やサービスを選択する際のポイントを知ることができます。
これら3つの分析により、顧客の価値観やニーズの変化を明確にします。
次に、競合の分析
誰に向けて自社の商品やサービスを提供するのか分析を行った後は、競合の分析に移ります。
同じ商品を販売している他社と比較するのではなく、狙うべき客層や顧客層のニーズが重なっている企業が競合相手になります。
分析を行うことで、競合他社の市場シェア・強み・弱み・評価を知ることができます。
競合の調査
はじめに、競合他社の数値を把握していきます。
公表されている範囲で、売り上げや利益率、広告宣伝費などの数値を調査。
そして、社員1人あたりの売り上げ、顧客1人あたりの売り上げを調査し、資産の利用背景も調査します。
結果の出し方を分析
なぜ、競合がその結果を出しているのか理由を探り、売り上げやリソースの効率を高めているのか分析します。
製品や販路、営業などの仕組みを検討することで、自社との差別化を図るポイントを見つけ出します。
競合分析の最終目的
ユーザーにとってのベネフィットが何かによって競合は変わるため、まずは自社と競合する企業を探します。
次に、数値を調査し、結果の理由を探ります。
そして、競合の強みや弱み、特徴、ベネフィットを見つけ出すことが競合分析の目的になります。
最後に、自社分析
誰に向けて提供をするのか。また、競合が決まったことで、自社の強みや弱みを分析していきます。
分析を行うことで、自社の強み・弱み・評価を確認することができます。
SWOT分析
自社分析を行うために「SWOT分析」を使います。
Strengths(強み)・Weaknesses(弱み)の内的要因
Opportunities(機会)・Threats(脅威)の外的要因の4つに分類されます。
内的要因では、ブランド/顧客サービス/品質/価格/材料/効率性など、
そして外的要因では、市場トレンドや技術面、株主の期待などを洗い出し、
強み・弱み・機会・脅威の4点を導き出します。
導きだした自社分析と市場分析、競合分析を用いて比較。
売上高やシェア率などの現状や自社の強み・弱み、資本力などを把握します。
3Cまとめ
自社だけ提供できるベネフィットや、競合他社よりも満たすことができるベネフィットがあることで、差別化を図ることができます。
公開されている情報が少ない、時間がかかるなど大変な作業になりますが、マーケティングの基本であり、自社を成功へと導く要因でもあります。
競合調査を行う上で3C分析は欠かせないものなため、定期的に分析を行うようにしてください。
リスティング広告の競合調査に役立つツール
リスティング広告の競合調査を行う際に、あれば便利なツール4選をご紹介します。
無料で使えるツールもあるので、さっそく使用してみてください。
SimilarWeb(シミラーウェブ)
WEBサイト分析として、競合サイトを丸裸にできる人気のツールです。
無料版では、
・トラフィックとエンゲージメント
・マーケティングチャンネル
・地域
・利用者層
・オーディエンスの興味
・流出トラフィック
・強豪情勢
の全7データを見ることができます。
競合他社のサイトURLを入力するだけで、7つのデータが閲覧可能。
SimilarWeb(シミラーウェブ)を使うことで、他社が成功している理由などを把握することができます。
無料でも十分に解析することが可能なため、まずはお試しで使い始めてみてはいかがでしょうか。
LP視える堂
他社サイトを調査する際に、Yahoo!とGoogleの検索連動型広告1クリックを発生させないで確認できるツールです。
毎回、直リンクのURLを抜き出さなくても、「LP視える堂」があれば簡単にリンク先へ移動。
Chromeのウェブストアから「石黒堂」と検索して追加するだけで、使い始めることができます。
オークション分析レポート
Google AdWordsで公式に提供されているツールの1つで、広告の掲載結果を他社と比較することができます。
平均掲載順位、インプレッションシェア(広告表示機会)、重複率、上位検索率、ページ上部表示率が確認可能。
同じキーワードを登録している競合他社との比較を簡単に行うことができるので、おすすめです。
GRC
多くの企業が使用しているSEO用の検索順位チェックツールです。
ボタン1つで「Google」「Yahoo!」「Bing」3つの検索エンジンの複数のサイトや検索語に関する掲載順位を把握することができます。
簡単に情報を得ることができ、メモ機能やグラフ表示など効率的な機能も揃っています。
検索数などが限られていますが、まずは無料版をお試しで使い、有料版を考えてはいかがでしょうか。
まとめ
他社と圧倒的な差を図るためにも、今回ご紹介した競合調査は重要なマーケティングになります。
特に、3C分析は事業が成功するために必要な情報が沢山詰まっています。
定期的に分析を行い、自社だから出せる強みや戦略を見出してください。
株式会社DreamLabでは、過去の豊富な経験から得たノウハウから、リスティング広告の制作から運用まで、
大阪からサポート致します。ぜひ、お問い合わせよりお気軽にご相談くださいませ。
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