リスティング広告

2019.01.29 (火)

リスティング広告が表示されないのは何故?考えられる理由について

リスティング広告が表示されないのは何故?考えられる理由について

リスティング広告を出稿してみたものの、広告が表示されないといった問題があります。
せっかくコストと時間をかけて制作したのに、広告が表示されていないとなると、思わず「作成方法を間違えたのか」と疑ってしまうことでしょう。

しかし、広告が表示されていない理由には、いくつか考えられる原因があります。
ここでは、その原因と対処方法についてまとめていますで、広告が表示されないとお困りの方は、改めて問題がないかチェックしてみてください。

多くのケースでは「配信されているが表示できていない」

多くのケースでは「配信されているが表示できていない」

リスティング広告を作成するときは、検索キーワードを設定するところから始まります。
しかし、実際に設定したキーワードで検索しても、検索結果に出てこないという場合。

もしかすると広告が配信できていないのでは?と疑ってしまいますが、実際には「配信されているが表示できていない」といったケースが多いです。

では、なぜ配信はできているのにも関わらず、表示ができない状況となっているのでしょうか?

ユーザーにとって有益ではないと判断されている

広告が表示されてない原因を結論から言うと、「検索したユーザーにとって有益ではない広告と判断されているから」です。

Yahoo!やGoogleでは、検索されたキーワードとは違うサイトやコンテンツに誘導される事態を防ぐために、独自の評価システムを採用しています。

そのため、自社の広告がユーザーが欲しい情報と判断されなかった場合には、表示されないというケースがあるのです。

しかし、「しっかり検索キーワードにある広告を構成したはず」という方がほとんどでしょう。
ではなぜ、きちんとキーワードを設定したのにも関わらず、検索結果に広告が表示されないのでしょうか?
より詳しく解説していきます。

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広告が表示されないときに考えられる理由

広告が表示されないときに考えられる理由

しっかりキーワードを設定して広告作成を行ったにも関わらず、広告が表示されない理由には、様々な原因が考えられます。

配信ができていない場合によらず、企業側の問題も考えられますので、当てはまるケースがないかチェックしてみてください。

ここでは、広告表示がされないときに考えられる理由についてあげながら、対処方法についても解説していきます。

①審査が落ちている

リスティング広告を出稿する際は、Yahoo!やGoogleなどの広告媒体を利用しますが、広告を配信する前には必ず「広告が適切でポリシー違反がないか」の審査が入ります。

ユーザーへ有害と判断されるものや、文章ルールに反しているものは審査に落ちていることもあります。

そのため、広告が表示されない場合には、「審査中」であるか、もしくは「不承認」であるケースが考えられるということです。

対処方法

まずは、広告の審査状況を確認しましょう。
リスティング広告の管理画面上にある、「配信状況」「ステータス」といった項目で確認することができます。(※広告媒体によって表記は異なる)
その項目が「不承認」となっていれば、なんらかの理由で審査落ちになってしまい、広告が配信されていないことが分かります。

②配信先の設定が限定されている

リスティング広告では、配信するターゲット層を細かく分類することができます。
曜日や時間帯、デバイスなどの条件さえも指定して配信することができるので、その条件に当てはまらないユーザーには広告が表示されない仕組みとなっています。

そのため、自分自身が配信ターゲット層に当てはまっていない場合、検索エンジンでいくら指定したキーワードを検索したとしても、広告が表示されることはありません。

対処方法

配信先のターゲット設定状況を確認しましょう。
リスティング広告の管理画面の設定項目から、現在の配信先設定が確認できるため、自身が当てはまっていないか確認してみてください。

この際、もし自分がターゲットに当てはまっていなくても、心配する必要はありません。
設置しているターゲットにはきちんと広告表示がなされているということなので、表示回数がカウントされているかを確認しておきましょう。

③2ページ目以降に表示されている

リスティング広告は、キーワードにかける予算で表示される順位が変わるオークション形式です。

そのため、入札単価が少ない場合、競合他社に負けてしまうことで、1ページ目ではなく2ページ目以降に表示されているケースがあります。

もちろん、上位表示させるためには入札価格を高くするだけでなく、ユーザーにとって有益かどうかが重要となりますが、推奨入札価格で入札することで、1ページ目に表示させることができます。

対処方法

広告管理画面のキーワードページでは、推奨入札価格が確認できるようになっています。
現在の入札価格が推奨入札価格より下回っている場合は、2ページ目以降に表示されてしまう場合があるので、1ページ目に表示するためには入札価格を上げるのもひとつの方法です。

④品質スコアが低い

広告配信は、ユーザーにとって有益な情報か判断してから行われます。
その評価の指標となるのが「品質スコア」です。

10段階での評価が付けられ、クリック率や関連度、利便性などの要素から決定されます。

品質スコアが高ければ高いほど検索結果で上位表示されるため、品質スコアが低い場合は広告がほとんど表示されていないケースもあります。

しかし、品質スコアは総合評価しか確認することができず、具体的な内訳は分かりません。改善するためには、分析や改善を行う必要があるでしょう。

対処方法

広告管理画面の「キーワード」項目にて、品質スコアを確認することができます。
クリック率を上げることで品質スコアを上昇させることができるので、検索キーワードの調整や、必要のないターゲットには広告除外を行うなどして、効率的にクリック率を高めていくことが効果的です。

⑤広告予算が足りない

広告の配信を行うためには、あらかじめアカウント内に入金しておく必要があります。

せっかく広告配信設定を行っていても、お金が足りないことで広告配信がストップされているケースがあります。

対処方法

広告管理画面にて、「広告予算の残高が足りない」などのエラーメッセージが表示されているか確認しましょう。
もし表示されている場合は、入金することで広告が配信されるようになります。

広告入金には、自動入金と手動入金があるため、手動入金になっている場合は配信期間と入金タイミングをしっかり管理しておくことが大切です。

⑥広告予算が上限に達している

これは広告予算が足りない場合ではなく、1日に配信できる予算を使ってしまったケースです。

リスティング広告では、1日に使用する予算の上限を設定することができるため、上限に達すると広告配信はストップとなります。

対処方法

広告管理画面の「キャンペーン」配信ステータスを確認しましょう。
「予算」「制限」といった文言が記載されている場合は、広告費が上限に達しているということです。

それでも配信を続けたい場合は、広告費を増額するか、広告の配信ペースを分配するなどに手を打ちましょう。

⑦配信期間が過ぎてしまっている

リスティング広告では、「〇月~×月まで」といったように、広告の配信期間を設定することができます。

この設定した期間を過ぎてしまっている場合は、広告の配信がストップされている状況となります。

対処方法

広告管理画面のキャンペーンのステータス状況を確認しましょう。
「終了」と記載されている場合は、設定期間が過ぎてしまったため配信が終了となっています。

再度配信を再開するためには、配信のスケジュールを変更しましょう。

⑧検索ボリュームが少ない

広告が配信できているものの、広告が表示されないという場合に考えられる最後の原因として挙げられるのは、そもそものターゲット層が少ないというケースです。

他社との競合で広告表示ができていない場合もありますが、元々の検索ボリュームが少ないこと、表示回数自体が少なくなっている可能性が高いです。

対処方法

広告管理画面のキーワード項目のステータスを確認しましょう。
検索ボリュームが少ないといった表示がされている場合は、キーワード設定を見直すことが必要です。

キーワードの設定には、「完全一致」「部分一致」などが設定できるので、あまりにも検索ボリュームが少ない場合には、キーワードの幅を広げてみるのも方法のひとつです。

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まとめ

まとめ

広告が表示されていない理由には、

・配信段階で問題があってストップしている場合
・競合他社より負けてしまっている場合
・自社広告のクオリティや評価が低い場合

などが挙げられると分かりました。
広告の配信をスムーズに行えるよう、何が原因となっているかを調べることから始めましょう。

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