リスティング広告
2020.06.26 (金)
リスティング広告のRLSAとは?設定方法や注意点を解説
RLSAという啓作連動型広告の機能についてご存じでしょうか?
この機能を使うことで、取りこぼしていたユーザーの獲得や運用の際に諦めてしまったキーワードについても再検討できるようになります。
そんなRLSAについてや導入方法、導入時の注意点などを今回はご紹介します。
RLSAとは
RLSA(Remarketing Lists for Search Ads)とはGoogleAdWordsの検索連動型広告におけるターゲティング機能のひとつ。
この機能を活用することで、広告主のサイトを訪問したことがあるユーザーに向けて、ユーザーが検索を行っている時にそのユーザーに合うであろう広告を表示したり、入札価格を調整したりすることができます。
RLSAの使用方法
RLSAは、一度サイトを訪問したことがあるユーザーのリマーケティングリストを検索広告のキャンペーン、もしくは広告グループに紐付けることで使用することができる機能です。
一度は訪れたけれど離脱してしまったというユーザーをリマーケティングリストに登録することで、リスティング広告を配信し、自社サイトへの導線をつくって再アプローチすることができます。
紐付けはモニタリングとターゲティングのどちらかを選択することができ、モニタリングの場合はリマーケティングリストに含まれていないユーザーにも配信され、ターゲティングではリマーケティングリストに含まれるユーザーにのみ配信されます。
モニタリングでは幅広いユーザーへの配信が可能ですが、ユーザーの制御はできません。一方、ターゲティングでは、配信量は減少しますが、より獲得に繋がりやすいユーザーに向けて確実な配信が可能です。
RLSAの導入方法、設定方法
過去に費用対効果が悪く、運用を断念したケースがあった場合、RLSAの利用は非常に効果的です。
今まで取りこぼしていたユーザーを取り込むことができ、断念したキーワードを復活させることも可能になります。
では、次にRLSAの設定方法をご説明します。
【設定方法】
1.リマーケティングタグを設置する。
2.サイト訪問歴のあるユーザーのリマーケティングリストを作成する。
3.RLSAを設定したいキャンペーンを作成する。
4.Google AdWordsのユーザーリストタブで「リマーケティングリスト」を選択する。
5.「広告グループのターゲット設定と除外設定」が表示されるので、リマーケティングリストを設定したい広告グループを選択する。
6.「ターゲティング方法」の「ターゲティングを追加」で「インタレストとリマーケティング」を選択する。
7.「入札単価のみ」または「ターゲットと入札単価」のどちらかを選択する。
RLSAの導入実績例
以下は、実際にRLSAを使って成果を上げた企業の導入実績です。英語のみの事例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
■ヨーロッパでタイヤのオンライン販売を手がける Tirendo では、コンバージョン率が 161% 向上し、結果として総売上が 22% 増加しました。詳細については、事例紹介(英語のみ)をご覧ください。
引用元:https://services.google.com/fh/files/misc/casestudy-rlsa-tirendo.pdf
最後にチェック!これもおさえておきたい、RLSAの注意点。
RLSAを導入するにあたって、5つの注意点があります。
これらを踏まえながら上手に活用してユーザーの取りこぼしを防ぎ、より高い効果をめざしてください。
■広告配信をするためのユーザーリストは、最低でも1000件以上必要。
■ユーザーリストの保持期間は、180日間。
■Google Analyticsリマーケティングは、現在未対応。
■類似ユーザー配信についても、現在未対応。
■病気・身体の特徴、資産状況などのセンシティブなカテゴリーへの配信は不可。
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