2018.10.19 (金)
Facebook広告効果を高めるオーディエンス活用法
Facebook広告を配信しているのに思うように成果が出ない時は、配信方法を見直してみましょう!
Facebook広告では、ターゲット層を設定できる便利なツールが備わっています。
Facebook機能を上手く使いこなせていないと、コンバージョンさせたいターゲット層に効率的にアピールすることが難しいです。
今回はFacebook広告の効果をより高めるために活用したいオーディエンスについてご紹介させて頂きます!
▼目次
Facebookならではの優れたターゲティングツール
広告主にとってFacebookは顧客と繋がりを持てる場所であり、ビジネスに適したターゲットを設定する必要があります。
Facebook広告でのターゲット層をきちんと設定できていますか?
Facebook利用者の趣味、関心、行動の情報を上手く利用できれば、将来的な顧客へと繋げていくことができますよ。
コアオーディエンス
Facebookの基本オプションであるコアオーディエンスは、年齢や地域などの特徴を基にターゲット層を選択します。
広告マネージャに組み込まれているターゲット設定機能であり、コアオーディエンスを使用すると利用者データや場所、趣味、関心、行動に基づいてターゲットにリーチできるようになります。
利用者データ
年齢、性別、交際ステータス、職場、役職、学歴といった特徴からターゲット層をみつけます。
場所
ビジネスの拠点になっているエリアへとリーチします。店舗からの半径距離を設定することも可能。
趣味・関心
趣味や娯楽などのライフスタイル、興味対象に基づきターゲット層をみつけます。
行動
購入行動、電子機器の利用状況、その他の活動からターゲット層にリーチします。
ターゲット層と簡単につながることができるコアオーディエンスは、広告に最適なターゲット層を選択しビジネスの幅を広げられます。
Facebookページ、アプリ、イベントで繋がっている人にリーチするのもいいですし、新しい層を狙いつながりを増やすことも可能です。Facebookならではのターゲティングオプションも用意されており、簡単に利用することができます。
カスタムオーディエンス
自社と接点があるユーザーや、顧客になっているユーザーをターゲティングに設定できるカスタムオーディエンス。
カスタムオーディエンスを使用すれば、Facebookでの既存顧客、連絡先をみつけることができるので、効果的に最新情報を届けることができます。
カスタムオーディエンスでターゲティングを行う場合、電話番号・メールアドレス等が含まれた顧客リストをアップロードする必要があり、手元にある顧客データから構築できるので、ビジネスに関心を示しているユーザーとのつながりをより強化できます。
連絡先リスト
CMRデータ、顧客リストの電話番号・メールアドレスを利用し、優良顧客である現在のユーザーと潜在顧客にリーチし、取引を成立させます。
ウェブサイトのビジター
Facebookピクセルを使用し、ウェイブサイトに訪問した人のカスタムオーディエンスを作成できます。
トラフィックデータを使用すれば、ビジターがウェブサイトで興味を示したアイテムを広告として表示することも可能。
モバイル利用者
モバイルアプリを利用している人に広告を表示することができます。アプリに実装できるコードスニペットであり、Facebook SDKを使用すると、アプリを利用している人のカスタムオーディエンスを作成し、利用者がゲームに戻るようなアクションを行うことができます。
類似オーディエンス
類似オーディエンスはカスタムオーディエンスでアップロードした顧客リスト、Facebookページのファンを基に、既存顧客と類似したユーザー層にリーチできる設定です。
顧客と似た志向の人を見つけ、広告に反応しそうな人たちと素早くつながることができます。
Facebookページに「いいね!」した人、カスタムオーディエンスに含まれてる人以外にも、自社サイトのアプリビジターの顧客情報を利用でき、Facebookに接続したソースから自動で作成されます。
Facebook広告で重要となるカスタムオーディエンス
Facebook広告の効果を大幅にあげることができるカスタムオーディエンス。
コンバージョン数が倍増することも珍しくなく、仕組みを理解して利用できれば顧客のリピート施策にも役立ってきます。
カスタムオーディエンスのメリット
顧客データを活用できるので、通常のオーディエンスと比べて精度の高い広告配信が行えるようになるのが特徴です。
デフォルトのセグメントだけでは費用対効果が合わない場合に利用ができ、類似ユーザーへ広告配信することでリーチの少なさをカバーします。
カスタムオーディエンスはホームページに訪問してきたユーザーを広告のターゲットにすることができるので、リマーケティング広告を実施することができます。
見込み顧客に対して情報を発信できるので、Facebookページのファンになってもらいやすく、ピンポイントで広告を配信できるためコンバージョンにも繋がっていきます。
カスタムオーディエンスで活用できる情報
- メールアドレス
- 電話番号
- FacebookユーザーID
- アプリユーザーID
- Apple発行の広告用ID
自社保有の顧客データやアプリデータを活用し広告配信が行うことができるので、つながりのあるユーザー、関心を持つユーザーに対して高い効果が期待できます。
カスタムオーディエンスの活用場面
カスタムオーディエンスを活用する場面には以下の例があげられます。
自社保有の顧客リスト
- 既存顧客にリピートしてほしい場合
- 既存顧客には広告配信をしたくない場合
エンゲージメントユーザー
- リード獲得広告でフォームを開いたが送信しなかった人に対し、入力項目を減らし配信を行いたい場合
- 動画再生95%以上のユーザーに次の動画を配信したい場合
ウェブサイトに訪問したユーザー
- 特定の商品を閲覧したユーザーのみ広告配信を行いたい場合
- 資料請求してくれたユーザーには広告配信したくない場合
モバイルアプリ利用ユーザー
- 最後の利用履歴からアクションが無い人にアプリのイベントを告知したい場合
- アプリのカートに商品を入れたが購入しなかった人に告知したい場合
オフラインイベントユーザー
- 店舗で商品を購入した人に関連する商品の広告を配信したい場合
- 電話予約してくれた人に対して広告を配信したく無い場合
費用対効果の高いカスタムオーディエンス
Facebookのカスタムオーディエンスは見込み度の高い既存顧客、自社顧客に類似するユーザーに対してアプローチできるため、費用対効果が高い広告を配信できます。
効果的に実施するには、既存顧客向けの広告と、類似ユーザー向けの広告を組み合わせた施策をたてることです。
新規顧客を開拓するよりも、既存顧客に対してセールスをかけるほうが繋がりを強化することができますし、少ない労力で宣伝することができます。
収集したデータがあればすぐに始めることができ、データを暗号化して取り扱うので顧客のプライバシーを守りつつリーチ拡大が行えます。
カスタムオーディエンス広告の課題
カスタムオーディエンスは有益ともいえる広告配信方法ですが、個人情報を広告代理店で管理するのが難しく、うまく活用しきれていないのが現状です。
広告代理側では個人情報を扱うことができないのが要因であり、オーディエンス作成を広告主側で設定しておく必要がでてきます。
広告マネージャへのアクセスが求め有れ、リスト調整していかなくてはいけないのできちんとした管理体制が求められます。
オーディエンス生成、管理が複雑になると広告代理店側ではリターゲティング広告運用が困難となります。
自社で行う場合だと効果を出しやすくなりますが、広告代理店を挟むと成果につながらないケースもあるため、効果を最大化するツールなどを利用する施策が求められます。
新たな見込み顧客を開拓できる類似オーディエンス
類似オーディエンスはカスタムオーディエンスリストに含まれているユーザーと、共通の特徴を持った別のユーザーをターゲティングすることができ、新たな見込み顧客を開拓していくことができます。
類似オーディエンスのメリット
Facebookユーザーのプロフィール情報、行動を基に共通したユーザーにリーチできるため優良顧客を集客しやすいです。
自社商品を購入した顧客から類似するオーディエンスを作成した場合、顧客と特徴が合っているユーザーを自動でターゲティングすることができるためコンバージョン数の増加にも期待ができます。
モバイルアプリのアクションからもターゲティングできるため、基準となるターゲット層が幅広いです。
類似オーディエンスのターゲット層
類似オーディエンス作成には基準となるターゲット層が必要となります。
カスタムオーディエンス
Facebookピクセル、Facebook SDKを使用しカスタムオーディエンスを作成し、ユーザーアクションを計測することができます。
カスタムオーディエンスから類似オーディエンスが作成できれば、新しい見込み顧客にリーチすることができコンバージョン数を高めることが可能。
Facebookページファン
企業のFacebookページにいいね!をしているユーザーは、ビジネスに興味を示しているということ。Facebookページファンから類似オーディエンスを作成すれば、興味を持ってもらえそうなターゲットにリーチを広げられます。
CRMデータベース
顧客データをFacebookにインポートし、Facebookユーザーデータベースと照合することで、合致したユーザーにリーチできます。
類似オーディエンスの活用場面
- 既存顧客、見込み客と似た特徴をもつユーザーを新規開拓する場合
類似オーディエンス設定にはオーディエンスサイズという項目があり、対象オーディエンスのサイズを10段階から指定することができます。
注意したい点は、類似オーディエンスはソースオーディエンスが100人以上でないと作成することができないということ。多ければ多いほど精度が高まるため、規模が大きくなるほど潜在リーチが向上しやすくなります。
ターゲティングできていないユーザーに効果的
Facebookページのファンと共通の特徴を持っており、ターゲティングができていないユーザーに対して広告配信が行えるので最も実用的なツールです。
類似オーディエンスは一度作成すると、ソースオーディエンスを参照に3~7日ごとに自動的にリストが更新されていきます。
優良顧客をソースに構成すれば、理想的な結果を得ることができますし、いいね獲得数向上にもつながります。
類似オーディエンスでの配信は、リーチ数、CPCといった全体的なパフォーマンスを抑止、ターゲティングできていいない潜在ユーザーに対してアピールすることができますよ。
配信が伸び悩んでいる際の施策として、簡単に設定ができる制度の高い機能です。
Facebook広告は類似配信の精度が高い
行動データと深い属性データを併せ持つFacebook広告の類似配信は、他の広告媒体と比べても精度が高いといわれています。
基本的な広告媒体は、cookieをベースとした行動情報を元に類似ユーザーへの配信を行っていますが、Facebookでは職歴、学歴といった深い属性情報を元に配信を行います。
そのため、類似ユーザーに対して精度の高いアプローチが可能となり、顧客データをよりよく活用できます。
類似オーディエンス利用条件
1つの広告セットに対して、類似オーディエンスを複数設定でき、該当する人物がターゲティングされます。
類似オーディエンスを作成するには、基となるカスタムオーディエンスリストの人数が最低100人必要になるということを意識しておきましょう。
オーディエンスを活用すればアプローチしやすくなる
Facebook広告の利点は高精度なターゲティングツールが多いことです。
Facebook広告を利用するのならば、ターゲティング機能を有効的に活用していきたいところ。
カスタムオーディエンスは、既存顧客と自社に接触たことのある見込み顧客へとアプローチができ、類似オーディエンスは自社に興味を抱いてくれそうなユーザーを新規開拓することができます。
Facebook広告での出稿を考えている方は、オーディエンスを活用し効果的なターゲティング設定を行ってみて下さい!
DreamLabが大阪から全力サポート
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デザイナー系専門学校卒業後、TV業界にて動画・テキスト作成に従事。その後、Dream Lab入社を経て、ライティング業務について学ぶ。現在は、Web広告やマーケティング、ライフスタイルまで幅広い記事作成し、お客様向けの情報配信を担当。趣味は海外ドラマ鑑賞、音楽ゲーム、イラスト制作、くま集め等。
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