リスティング広告
2020.03.25 (水)
必読!リスティング広告で費用対効果を上げる方法
リスティング広告を始めてみたものの、費用の割に効果が出ない・・そんなお悩みの方は是非この記事をご覧ください。
本記事では、リスティング広告の費用対効果をはかるための指標から、リスティング広告においてキーポイントでもある目標CPAの決め方や費用対効果を上げるために実践すべきハウツー等をご紹介します。
▼目次
リスティング広告は費用対効果を高めることができる運用型広告
リスティング広告は費用対効果を追及しやすい広告です。なぜなら、ユーザーが探し物をしている時に表示させることができる広告だからです。ベストタイミングでユーザーニーズに合致した広告を確実に届けることで、大きな効果を期待できる広告だといえるでしょう。
ただ、ニーズが伴わなければ、どんなに有益な情報が目の前に差し出されてもユーザーは興味・関心を持ちません。検索時に探している物がズバリ表示される広告こそ、高いクリック率を実現させることができ、費用対効果に優れた結果を生み出すことが可能なのです。
リスティング広告の費用対効果をはかるための指標
リスティング広告における費用対効果は「ROAS」で計ることができます。
「ROAS」とはReturn On Advertising Spendの略です。広告経由で発生した売上を広告費用で割った数値のことで、『ROAS (%)=売上高÷広告費×100』で算出。この数値が高いほど費用対効果に優れていると判断できます。
では、この数値を上げるために何をすればいいか。その指標となるのが、以下の項目です。
●CPA(1コンバージョンにかかる費用)
●CPC(クリック1回あたりの料金)
●CTR(広告が表示された回数に対してユーザーがクリックした割合)
これらの具体的な数値及び情報をもとに、広告効果をより効率良くしていくための戦略を立て、それを実行していきます。
その際に忘れてはいけないことは、コンバージョン率。理論的に効果が望める戦略を立てられたとしても、サイトそのものの品質やキーワードの選択が良くなければ、実際の効果にはつながらないからです。
ユーザーの動向を確実につかみ、それに基づいて最も有効だと予測できる質の高い広告をベストタイミングで届けていく。こうすることで、費用対効果の高いリスティング広告につながっていくのです。
目標CPAを定めることが大事。目標CPAの決め方
リスティング広告で、最も難しくかつ重要なのが、上記にも挙げた「CPA」です。
単純に考えれば、CPAの数値が低いほど効果的な広告運用ができているということになります。例えば、キーワードを完全一致のみで選択し、クリック単価を下げると、当然CPAの数値は下がります。しかし、検索数も少なくなってしまうためコンバージョンに至る確率も下がってしまうというリスクも否定できません。
だからこそ重要なのはCPAを下げることに意識を集中するのではなく、あくまでも適正な『目標CPA』を導き出し、そのなかでコンバージョン数を増やしていく工夫をすること。
まず“予算ありき”で考えるのでなく、適正な目標CPAと目標コンバージョン数を設定した上で、状況に応じて柔軟に予算をコントロールしていくことが最も大切なのです。
つまり、リスティング広告は予算を固定費として考えるのでなく変動費として捉え、そのなかでコントロールしていくことで高い効果に結びつけることができる有益な広告であると考えてください。
費用対効果を上げる(CPAを下げる)ためにやるべきこと
では、実際に費用対効果を上げるために何をすればいいかを具体的にご説明していきましょう。
■魅力的なLPを用意し、LPOを実施する。
検索ユーザーが広告をクリックした際、最初に訪れるのがLP(ランディングページ)です。それがユーザーのニーズに合致し、より興味をそそる魅力的なものであればあるほどコンバージョン率も上がります。
そのために、LPO(ランディングページ最適化)を実施し、訪れたユーザーをがっちりつかまえることができる魅力的なLPを用意することで、より高い効果を期待することができます。
■RLSA広告を実施する。
RLSA広告とは、サイトを訪問したことがあるユーザーが設定キーワードで検索を行った際に表示させることができる広告のこと。
ピンポイントでよりユーザーにあった内容の広告を表示したり、入札単価を調整したりできる柔軟性の高い広告手法です。
■完全一致キーワードを上手く使う。
マッチタイプの完全一致でキーワードを設定した場合、登録したキーワードのみでしか費用はかかりません。
ですので、メインのものは完全一致で登録し、それ以外を部分一致にするなど、費用対効果の高いキーワードにより多く広告が表示されるようにしましょう。
■除外キーワード設定を行う。
意外と知られていませんが、除外キーワード設定はリスティング広告の基本中の基本。面倒だからと設定を怠っていると、関連性のないキーワードから無駄なクリックをされてしまうことも多く、その費用はバカになりません。
状況に応じて必要が出てくるごとに除外キーワード設定を行うことで、無駄なクリック数を減らし、費用を削減することができる重要な対策です。
■曜日別に入札戦略を変える。
商品やサービスによっては、コンバージョンが見込めない時間帯や曜日があります。
そこで、広告掲載開始から一定期間をかけてユーザーのクリック動向を分析。その結果をもとに、コンバージョン率が低い時間帯や曜日があれば広告を表示させないようにするのも、費用対効果を高めることができるひとつの要因となります。
まとめ
リスティング広告は「一度掲載したらあとは成り行き」では決して効果を期待することができない広告です。しかし同時に、予算やキーワード設定、品質スコアを高めるためのキーワードや言葉選び、デザインの工夫など、ユーザー動向や状況に応じて柔軟にコントロールしながら運用していけば必ず高い効果が望める広告でもあるということ。
さらに、無駄をなくすためのキーワードの削除や除外キーワードを上手に活用すれば、さらに高い費用対効果を生み出すことも可能になります。リスティング広告の仕組みを十分に理解した上で、さらなる効率的な広告運用を実現していきましょう。
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