コンテンツの質を上げる「共起語」を上手く使いこなすコツ

あるキーワードが含まれた文章コンテンツの中に、そのキーワードに関連して出てくると予測できる単語のこと。

例えば、「サブスクリプション」というキーワードなら、「意味、システム、料金」等が同じ文章の中に出てくる可能性が高いと位置づけられ、これらの単語を「共起語」といいます。

検索エンジンは、いつもキーワードと一緒に使われている言葉を手がかりにコンテンツの内容を探ろうとします。

ですから「共起語」を効果的に用いることで、キーワードに続くニーズをより明確につかむことができ、コンテンツの情報を必要としているユーザーに対してより確実に情報を届けやすくなるのです。

まずは、ひとつのキーワードに対してどのような言葉が「共起語」とされているのかを知ることが大切です。

そこで役に立つのが、共起語を簡単にサーチできる便利な検索ツール。ツールを上手く使いこなすことで、より効果的な共起語を見つけ出し、取り入れることができます。

以下に、無料で使えるさまざまな検索ツールをご紹介します。ぜひ、一度試してみてください。

■共起語検索
Googleの検索ワードTOP30サイトをベースに共起語を検索してくれるツールです。

https://neoinspire.net/cooccur/

■Findword
上位10サイトで使われている共起語を検索してくれるツール。キーワードを入力するボックスの下に「調べるURL」を入力する欄があり、そこに自分のサイトURLを入れるとサイトに足りない共起語を教えてくれる機能があります。

https://kitsune-room.com/tools/findword/

■共起語調査ツール
GoogleやYahoo! の検索結果上位ページのコンテンツで形態素解析を行い、入力したキーワードと一緒によく使われる単語を共起語として表示してくれます。

https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur

■共起語チェック「パスカル」
検索エンジンで上位30〜50位にランキングしているページ内部と外部の情報をリアルタイムにチェック。上位ページに共通する特徴を統計的に分析した結果をもとに、予測される共起語を導き出してくれるツールです。

https://www.pascaljp.com/

■ミエルカ共起語ツール　デモ
現段階ではデモのため、正式なツールではありませんが、国立大学との共同研究を通じてノイズの排除やテーマトピックのスコアリングを行い、より高い制度での抽出をめざしているツールです。

https://mieru-ca.com/demo/word-related/

■LSI調査
こちらも無料で利用できるツールですが、連続利用に制限がかかっているため、他ツールとの併用で使用するのがいいでしょう。このツールはアダルトワードでも検索することが可能です。

http://a-rooms.com/lsi/

新規記事作成の際には、まず専用ツールを使用してキーワードに関連する共起語を抽出します。

ここで抽出された共起語は、Googleなどが評価する記事に頻繁に出てくる単語なので、それらをヒントにユーザーが求めている情報をつかみます。

コンテンツ内に共起語を自然な文脈で効果的に配していくことで、より専門性・網羅性の高いサイト展開が可能になります。

テーマにそぐわないと思われる共起語は無理に使わず、あくまでもユーザーにとってわかりやすい文章にすることがコツです。

記事を公開してもなかなか望む結果にならない時は、上位に表示されているサイトの共起語を調べ、コンテンツに抜けや漏れがないかを分析することをおすすめします。

既存の記事に含まれていない共起語があれば、検索ニーズに対して必要なコンテンツが不足していないかをチェック。

記事テーマと関連する共起語を取捨選択して、より効果的だと思われる共起語を含めてコンテンツを補完することで、ユーザーにとって有益な記事へとリライトすることができます。