SEO
2020.07.07 (火)
SEOの要「E-A-T」について解説します
E-A-Tは「Expertise」「Authoritativeness」「 Trustworthiness」の略で、「専門性」「権威性」「信頼性」を意味しています。
E-A-TはSEOにおいて非常に重要な指標といっても過言ではありません。それではE-A-Tの詳しい解説を見てみましょう。
E-A-Tとは?
Expertise 専門性
専門性とはまさしく意味の通り専門性が高いコンテンツやサイト作りが出来ているかです。
どれだけ読みやすいページでも、検索ユーザーが求めている情報やその根拠がなければ価値が低くなります。
SEO対策する上で、テーマを分散させるのではなく、テーマを絞り専門性の高いサイト作りを心がけましょう。
また、それに加え曖昧な表現ではなく断定的で根拠やデータを有したページ作りが重要です。
Authoritativeness 権威性
権威性とは誰が発言しているか、信頼できる発信者からの情報なのかということです。
まず、発信者の情報を充実させましょう。
過去の執筆状況や何に専門性があるのかなど詳細なプロフィールを作ります。
また、SNSなどをしている場合はSNSへのリンクをつけると更にいいでしょう。他にも権威性を高めるためには関連度の高いサイトからリンクをもらうことも大事です。
昔から被リンクはSEOにおいて非常に重要視されていましたが、現在は被リンクの数よりも質が重要視されています。
そのため、権威性の高いサイトやSNSアカウントから共有されやすいコンテンツを作るかが重要です。
Trustworthiness 信頼性
信頼性は文字通り、サイトの安全性を意味しています。
信頼性を向上させるには運営者情報を詳細に記載したり、ドメインをHTTPS化するのが一般的です。
専門性や権威性のように直接評価の基準になるわけではありませんが、ユーザーファーストのSEOにとって決して欠かせない領域です。
SEOとE-A-Tの関連性
SEOとE-A-Tの関連性は非常に高く、E-A-Tの低いサイトは上位に表示されないと言っても過言ではありません。
E-A-Tは定量的な評価基準ではありませんが、定期的なリライトや特化型のサイトブランディングは上位表示サイトでは一般的に実施されています。
YMYLサイトではE-A-Tが重要視される
YMYLサイトはユーザーの生活に密接したサイトのことを指します。
そのため、悪意のある情報や虚偽の情報を記載した際にユーザーへ悪影響をもたらしてしまいます。
YMYLサイトでは信頼性が重要視されるので、E-A-Tに着目したサイト作りを心がけましょう。
E-A-Tの対応方法
E-A-Tの意味やどういう役割をしているかを解説してきました。
最後にこちらではその対応方法をご説明します。
E-A-Tの対応方法① 権威性への対応
上位表示を狙う上で権威性への対応は欠かせません。
権威性を高めるためには、権威性の高いサイトから被リンクをもらう他に、権威のある方に監修をしてもらったり、著者の情報を充実させるなどの方法があります。
それでは、それぞれの方法を詳しく解説していきましょう。
■権威のある方に監修をしてもらう
その業界で確かな権威を持つ方に監修をしてもらうことが有効です。
健康関連のサイトであれば医師の方、金融関連のサイトであれば金融ジャーナリストなどその業界での専門家や免許を持つ方に依頼できるとより権威性は増すでしょう。
■権威性の高いサイトから被リンクをもらう
権威性の高いサイトから被リンクをもらうことで、評価は向上します。
今までは被リンクの数が重要視されていましたが、現在のSEOは被リンクの質が重要視されています。
権威性のあるサイトに取り上げられることで、サイトを拡散しながら、SEO評価を上げることが可能です。
■著者、筆者プロフィールを充実させる
著者、筆者のプロフィールを充実させることもSEOにおいて非常に重要です。
著者のプロフィールを充実させることで、E-A-Tの要素の一つである信頼性も同時に向上させることができます。
E-A-Tの対応方法② 専門性への対応
コンテンツの評価を高める上で、専門性は重要な要素です。
専門性高めるには、記事の品質だけでなくサイトの構成も意識する必要があります。
専門性の高いサイト構成にするには、以下の方法が有効です。
専門性が高くなるようジャンルを絞ったサイト構成にする
サイトの構成を、特定のジャンルに絞ることで専門性が高くなります。
例えば、音楽と健康を取り上げたサイトがあるとします。
こういったサイトをユーザーが徘徊する場合、混乱をまねきかせません。
Googleからの評価基準も低くなるため、音楽を取り上げるなら音楽サイトとして、健康を取り上げるのなら健康サイトとして構成していく必要があります。
E-A-Tの対応方法③ 信頼性への対応
サイト運営を行う上で信頼性の向上は常に取り組まなければなりません.
信頼性を向上させるには以下の方法が有効です。
引用を行う際は公的機関や信頼性の高いサイトから引用を行う
個人ブログからの引用は信頼性を欠く場合があります。
YMYLサイトは特に引用に気を使いましょう。
なるべく公式のもの、もしくは情報の確度が高い根拠のあるものを引用しましょう。
HTTPS化
ドメインのHTTPS化が必須項目といっても過言ではありません。
HTTPと違いHTTPSは通信のやりとりを暗号化するため、漏洩のリスクが低くなります。
無料でHTTPS化できるので、まだ導入していないサイトは必ずHTTPS化を施しましょう。