リスティング広告
2020.08.07 (金)
【2020年最新版】リターゲティング広告の種類や料金、掲載方法まとめ
リターゲティング広告は、一度ページを離脱したユーザーを追跡して、同じ広告主の広告を表示させることです。
この広告は他の広告と比べ、商品やサービスに興味を持ったユーザーへ広告を露出するため費用対効果が高いと言われています。
そこで今回は注目のリターゲティング広告について、その種類や費用、掲載方法などをまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
▼目次
リターゲティング広告とは?
広告主のWebサイトを訪問したことがあるユーザーの行動を追いかけ、そのユーザーが訪れる他の広告枠上で同じ広告を表示させる手法です。
リターゲティング広告の特徴とは?
Webサイトにアクセスしながらも離脱したユーザーを“見込み客”と見なして、再度呼び込むためのキッカケを促すことができるのが、大きな特徴です。
初回訪問時にはユーザーがコンバージョンに結びつかなくても、その商品(またはサービス)に興味を持っている可能性は高いです。
そのユーザーを見込み客として再アプローチをかけることで、少ない露出でも高い効果を期待することができます。
リターゲティング広告の種類
標準のリターゲティング
特定のWebサイトや商品などのページを訪問したユーザーのネット上での経路を辿り、
そのユーザーがディスプレイ広告のサイトなどを利用している時に広告を表示させます。
アプリのリターゲティング
アプリをインストールして1度は使ってみたけれど、その後利用していないというユーザーは意外と多く、約25%にものぼると言われています。
そこで、ユーザーが他のアプリを利用している時に自社アプリの広告を配信。
再認識させることで、利用率やエンゲージメントを高めることを目的とします。
動画リターゲティング
自社の動画を視聴したユーザーを追跡し、YouTubeなどインターネット上でユーザーが他の動画を見ている時に配信・表示させる広告です。
また、動画のフォーマットが用意されている媒体でしたら、動画バナーを掲載することが可能です。
顧客リストに基づいたリターゲティング
カスタマーマッチという機能を使って、広告主が持つ顧客の連絡先情報をもとにユーザーリストを作成し、それらのユーザーに対して広告を表示させます。
カスタマーマッチを使用する際には、最低限の利用金額やポリシー遵守の実績などクリアしなければならない条件があります。
事前の確認が必要です。
Googleアナリティクスのリターゲティング
Googleアナリティクスの計測データからリストを作成し、ユーザーに対して広告を表示させるというものです。
滞在時間やセッション数など、より細かくユーザーを指定することができます。
検索広告向けリターゲティングリスト(RLSA)
RLSA(Remarketing List for Search Ads)は、サイト訪問履歴があるユーザーとその検索ワードをもとに広告を表示する機能です。
該当ユーザーがGoogleなどの検索サイトを利用している時に、そのユーザーが興味をもっているであろう商品の広告を表示させ、商品への誘導をはかります。
動的リターゲティング
一度サイトに訪問したり、アプリを利用したユーザーに対して、そのユーザーが過去に閲覧した商品やサービスの情報をもとに、自動的に広告を作成・配信する機能です。
ユーザーが関心をもっていると予測できる商品やサービスを効果的に取り入れ、最適なレイアウトを自動で調整してくれます。
リターゲティング広告を始めてみよう
広告は、Yahoo広告(旧スポンサードサーチ)の管理画面、またはGoogle広告(旧GoogleAdWords)の管理画面からスタートが可能です。
Yahoo広告はヤフオクの他にも、Yahoo天気などYahoo!Japan内の広告枠があるページや、食べログ、NAVERなどYahooと提携しているサイトに広告が配信されます。
GoogleAdWordsはYouTubeやGmailなどGoogleが有するサービスやGoogleAdSenseを貼っているサイト、スマホアプリ内の広告、またGoogleと提携しているサイトが主な広告配信先となります。
リターゲティングタグの設置
■Yahoo広告の場合
ディスプレイ広告→ツール→ターゲットリスト管理
↓
タグ表示をクリックし、表示されたソースコードをコピーしてサイトのソースに記入します。
■Google広告の場合
ツールと設定→オーディエンスマネージャー→オーディエンスソース→Google広告タグ詳細
↓
↓
ページ下部の「タグを設定する」をクリックし、グローバルサイトタグの部分にあるコードをコピーしてサイトのソースに記入します。
リターゲティングユーザーリストを作成
ユーザーリストとは、タグコードによって収集したターゲットリストのこと。広告を出す時は、このターゲットリストと紐付けて配信します。
■Yahoo広告の場合
Yahoo広告では、ターゲットリスト管理画面内の「ターゲットリスト追加」をクリックし、設定項目を選んでリストを作成。
■Google広告の場合
Google広告では、共有ライブラリからオーディエンスマネージャーにアクセスし、
↓
オーディエンスリストをクリック。複数の設定方法からリストを作成します。
タグとリストを組み合わせる
ユーザーリストとタグマネージャーを組み合わせることで、下記のような詳細リストの作成が可能になり、戦略の幅が広がります。
≪例≫
「任意のリンクをクリックしたユーザー」
「1分以上サイトに滞在したユーザー」
「スマートフォンデバイスでアクセスしたユーザー」
購入者や異なるドメインの訪問者へ段階的に配信を行う
例えば、サイトでキッチン小物を購入されたユーザーにオーガニック食材の広告を配信するなど、すでに商品やサービスを購入したユーザーに再アプローチすることでコンバージョン獲得につなげます。
また、異なるドメインに訪問したユーザーにも関連商品やサービスの広告を配信することが可能です。
リターゲティング広告における費用
料金形態は「クリック課金型」と「インプレッション型」の2種類。
前者はユーザーによってクリックされた回数によって費用が決まり、後者は広告表示回数によって費用が決まります。
リターゲティング広告の注意点
同じユーザーに広告を見せる回数のことを「フリークエンシー」といい、広告表示の上限回数を「フリークエンシーキャップ」といいます。
ユーザーが押し付けがましいと感じるほど広告を表示させてしまうと、かえってイメージを悪くする恐れもあるため、回数設定は重要。
設定しておくことで、同じユーザーに何度もしつこく広告を表示させ続けることを防ぎます。
リターゲティング広告のメリット
・見込み客への再アプローチが的確にできる。
・もともと購買意欲をもっていると想定されるユーザーにアプローチするため、高いコンバージョン率を見込める。
・通常広告と比べてCPAが低い傾向にある。
・ターゲットを絞って配信するので興味のない人への配信を制限でき、結果として費用対効果が高くなる。
リターゲティング広告のデメリット
・マークが溜まっていなければほとんど配信されないので、バナー作成などの工数が無駄になる。
・新規顧客の開拓には向いていない。
・扱い方を間違えるとかえって印象が悪くなり、逆効果になる。
リターゲティング配信が可能な媒体種類
以下の媒体がリターゲティング配信が可能な媒体です。
・Google広告(GDN)
・Yahoo!広告(YDN)
・Criteo
・Facebook広告
・Instagram広告
・Smartnews
・LINE広告
・Gunosy
・i-mobile
・Logicad
・LOGLY
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