リスティング広告
2020.04.27 (月)
【2020年最新度版】CPAを下げるための方法15選
リスティング広告で最も重要なのは費用対効果です。
いくら認知されていても、広告費用に対する効果が低ければ意味がありません。
1件あたりの成果に対する広告費用を指すCPA。それを下げるには、大きく分けて5つの方法があります。
▼目次
CPAを下げるための5つの方法
①無駄なクリックやImpを減らす
閲覧回数を指すインプレッションは広告の認知度を表すと言っても過言ではありません。
閲覧回数が多ければ広告効果が高いと思いがちですが、無駄なインプレッションやクリックが多いとCPAをは上がってしまいます。
キーワードレポートや検索クエリレポートを参照し、コンバージョンに繋がっていない無駄なインプレッションやクリックを減らすようにしましょう。
②CVに繋がりやすいImpとクリックを増やす
CPAを下げる上で、最も重要なのがCV(コンバージョン)に繋がりやすいキーワードのimpとクリックを増やすことです。
コンバージョンに繋がりやすいインプレッションを増やすことでCPAの低下が望めます。
こちらもレポートを参照し、CPAのいいキーワードがあればキーワードの入札単価を上げましょう。入札単価を上げることで順位が向上しクリックが増えます。
また、コンバージョンにつながりやすいキーワードを見つけられたらそれに関連するキーワードも増やしましょう。そうすることで有効なインプレッションが増え、全体のCPAを下げることができます。
③品質スコアを上げる
広告の品質を指す品質インデックス(Googleでは品質スコア)を上げることも非常に重要です。
品質スコアは広告の出稿順位に直接影響する部分なので、品質スコアを上げることで安いクリック単価で広告を掲載することが出来ます。クリック単価が安くなればCPAを下げることが可能です。
品質スコアを上げるには、クリック率を上げる他にもリンク先とキーワードの関連性を高めるなどの方法があります。
④CVに繋がりやすい広告枠、出稿手法を試す
広告枠や出稿手法を変えることもコンバージョンの向上が望めます。
具体的には離脱した検索ユーザーをターゲットにした追従型広告であるリマーケティング広告やRLSA広告を使用します。
検索ユーザーは比較検討をするためにサイトを訪問するので、比較検討の期間が長くなりやすい高額な商品やサブスクリプションタイプのサービスを提供している場合に有効な方法です。
⑤CVRを上げる
CVRはコンバージョン数をサイト訪問で割り100をかけたもの(CVR=CV/PV×100)で、アクセスのうち成果に繋がった数値を指し示します。CVRはコンバージョン力を可視化したものです。
コンバージョン率が上げればコンバージョン数が増え、CPAが下がります。LPOなどを行いCVRを上げましょう。
無駄なクリックやImpを減らしてCPAを下げる方法5選
①CPAが高いキーワードの出稿を減らす
CPAが高いキーワードの出稿を減らすことで、全体のCPA低下が望めます。
運用初期はキーワードをブラッシュアップしていくことが重要です。その際に重要なことはCPAが高いキーワードの出稿を減らすことです。
②除外キーワード設定を行う
特定のキーワードを除外することも、無駄なインプレッションやクリックを下げる上で有効な手段です。
例えば、海外をターゲットとした旅行会社にとって、「国内」というキーワードは不要です。そういった場合に除外キーワードを設定することで無駄なクリックやインプレッションを減らすことが出来ます。
③デバイス別の出稿比率を変える
メインターゲットとなる検索ユーザーに合わせたデバイスへの出稿比率にすることも重要です。
例えば、スマホを使用した検索ユーザーがメインターゲットとなる場合は、スマホへの出稿比率を増やしましょう。
同様に、PCを使用した検索ユーザーがターゲットの場合も、使用デバイスに合った出稿比率に調整します。
またターゲットが定まっていない場合においても、CPAの良しあしがデバイス毎に偏ることがあります。そういった場合も費用対効果が良い方のデバイスに予算を寄せるようにしましょう。
④CVの多い曜日の出稿割合を増やす
運用初期は実践できませんが、ある程度の期間が経ったらコンバージョンの多い曜日がわかってきます。
そういった場合に費用対効果の良い曜日の出稿割合を増やすことが効果的です。特に法人がターゲットの場合は、費用対効果の良しあしが曜日によって変わってくることがあるので一度チェックしてみましょう。
⑤CVが多い時間帯のみに出稿を寄せる
コンバージョンの多い曜日の出稿割合を増やすと同時に、コンバージョンが多い時間帯に出稿を寄せるようにしましょう。
提供するサービスや商品によって異なるものの、無駄なインプレッションやクリックの大幅な低下が望めます。曜日や季節によって変化することが多いので、適切なデータを分析することも重要です。
CVに繋がりやすいImpを増やしてCPAを下げる方法3選
①CVに繋がりやすいキーワードの入札単価を上げる
コンバージョン達成を見込めそうなクリックを増やす上で最も効果的なのが、コンバージョンに繋がりやすいキーワードの入札単価を上げることです。
入札単価を上げることで、そのキーワードのリスティング広告が上位表示されやすくなります。
価格競争に巻き込まれ過ぎないように、費用対効果を確認しながら、適切な入札単価を設定しましょう。
②CVに繋がりやすいキーワードだけ別のキャンペーンに登録し、出稿の割合を増やす
キャンペーンの数を増やすと、予算の管理がしづらくなります。
そこでキャンペーンを増やしすぎることは良しとされていないのですが、コンバージョンに繋がりやすいキーワードの場合は個別のキャンペーンで管理することをオススメします。
この手法により、他のキーワードに埋もれずに最大数のインプレッションを稼ぐことができるようになります。費用対効果の良いキーワードのインプレッション数を増やすことで、全体のCPAを抑制することができます。
③クエリキーワードを確認して、有効なキーワードを登録する
単純な方法ですが検索クエリを調査し、有効なキーワードを登録することも非常に重要です。
検索ボリュームがある程度存在し、競合性の少ない「穴場」のキーワードに注力するのも、リスティング広告の効果的な手段です。
品質インデックスを上げることでCPAを下げる方法3選
CPAを下げる上で、品質インデックス(品質スコア)を上げることは非常に重要です。
品質インデックスはキーワードとタイトル、説明文、リンク先の関連性や、リンク先の権威性、情報確度、インプレッション、コンバージョンなどによって決定します。
品質インデックスを上げるためには、以下の3つの方法が効果的です。
①広告文のABテストを行う
品質インデックスを上げるには、広告のABテストを行いましょう。
例えば、「価格訴求に特化した広告文」と「実績訴求に特化した広告文」などといった、訴求ごとに色々パターンを作成して試してみます。さまざまなABテストを行いブラッシュアップをかけることで、勝ちパターンを見つけましょう。
初期はタイトルからABテストを行い、タイトルの勝ちパターンが見つかればそのあとに説明文のABテストを試していく方法が効果的です。
②広告表示オプションでクリック率を上げる
広告表示オプションを設定することで表示面積が広がります。表示される面積が広がればクリック率が高くなる傾向にあるので、品質スコアが向上します。
広告表示オプションでは、電話番号や住所、価格やアプリリンクといったオプションを表示することが可能です。
Googleは広告表示オプションの数が多いのですが、Yahooは多くありません。ですが、着々と増えつつあるオプションなので、設定できる項目については設定するようにしましょう。
③広告グループを細かく分けてキーワードを登録する
広告グループに複数のキーワードを設定すると、キーワードと広告文の関連性が低くなる傾向があります。
品質インデックス(品質スコア)が下がる原因でもあるので、関連性が低かったりニュアンスが変わってしまうキーワードは別の広告グループに分けて管理をしましょう。
CVに繋がりやすい広告枠、出稿手法を試してCPAを下げる方法2選
GoogleやYahooの提供するサービスには検索面以外にも、さまざまな広告枠やアプローチ方法があります。商品やサービスに合った出稿手法で出稿することも重要です。
下記では、効果の高いリターゲティング広告とRLSA広告について解説しています。
①リターゲティング広告(リマーケティング広告)
リターゲティング広告(リマーケティング広告)は離脱したユーザーをターゲットにした追従型広告のことです。
離脱したユーザーのCookieを分析し、一定期間ディスプレイ広告を表示するという仕組みです。
比較期間が長いレッスン教室やサブスクリプションサービスを展開している企業に有効な出稿方法です。
②RLSA広告
RLSA広告はリターゲティング広告と同じ追従型広告です。
リターゲティング広告はディスプレイ広告を使用した出稿方法で、RLSA広告はサーチ面を使用した出稿方法のことを指します。
リターゲティング広告と同様に検索ユーザーの比較期間が長いサービスを展開している場合に有効です。
CVRを上げてCPA下げる方法2選
マーケティングでは確率が重要です。リスティング広告においては、コンバージョン率(CVR)を上げることが最も重要視されています。コンバージョン率を上げるには、以下の方法が効果的です。
①LPOを行う
LPOはランディングページ最適化を意味します。
訴求ごとにいくつかのデザイン案を用意してテストを行うことでCVRを上げていく手法です。
また、LPOツールを使えば、バナー広告やリスティング広告、自然検索といった、それぞれの流入に合わせたページを表示させることができます。
EFOを行う
EFOは入力フォーム最適化を意味します。
EFOツールを使えば、文言の例の表示や全角を自動で半角に変えるなどといった機能を追加できます。
入力フォームのUIは非常に重要です。スクリプト言語で作ることは比較的容易ですが、時間コストを下げたい場合は利用してみましょう。
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